
パリマル(marché à paris)☆Arancini
<パリブログ:Paris Quotidien>
☆パリマル(marché à paris:パリのマルシェ)シリーズ☆
行きつけマルシェではお惣菜店も大活用、手抜き主婦ケーコの見方...!
いつも腹ペコ状態で行くせいか、どのお店も美味しそうに見えてしまう〜。
カワカマスなどのすり身に小麦粉や卵、バターなどを混ぜた練り物でリヨン名物quenelle(クネル)。
(私の中では)フランス版ハンペン、たま〜に食べたくなります。
Ballotine de Pintade(バロティーヌ・ドゥ・パンタード)発見!
ballotineは、骨を抜いた肉や家禽を詰め物で包み、円筒状に整えて火を入れる調理法、pintadeはホロホロ鳥のことなので、こちらはホロホロ鳥の詰め物料理。
見た目が美しく、切ると詰め物の断面が現れ、断面ショー効果がある料理なので、おもてなしにもヨシ。
自分で作るのは大変ですが、手軽にマルシェで買えちゃうところがさすがフランス☆
その隣にあったのは、Rôti de pintade(ロティ・ドゥ・パンタード)。
詰め物なしのホロホロ鳥。
ホロホロ鳥自体はややパサパサした感じの肉質なので、イチジク、アプリコット、プルーンに火が通ってソースのようにいただくのが美味しい。
春夏ならアスパラガス、グリンピース、秋冬なら栗、リンゴ、キノコ、根菜などを合わせていただきたい。
揚げ物はパリのキッチンではほとんどやりません。
理由は色々ですが、その一つが換気扇機能がイマイチで、匂いが長く篭りやすいから...。
なので揚げ物はもっぱらマルシェやお惣菜店で調達。
大の揚げ物好きな夫と、米どころ出身ケーコの好みが一致するイタリア料理のライスコロッケArancini(アランチーニ)♡
(↓Eatalyパリ店でもよく買ってますし、このブログではお馴染みよね〜)
先日とあるレストランでいただいたアランチーニは、ひと口サイズなアミューズで可愛かった。
でもでもパリのマルシェで調達するのは、マンマの味風でっかめサイズ、ソフトボール級でずっしり重く、夫と二人で半分でちょうどいい。
他にも大好きな飯蛸のマリネもゲット。
というわけで、週末の自宅@パリで簡単イタリアンランチ。
前菜はアンティパストミスト風に。
バンっ!!
夫「え?なんか爆発したぞ」
K「あ、あ、アランチーニかも」
夫「・・・」
K「ありゃりゃ、、温めすぎて切腹です」
夫「ケーコさん!!今日のメインでしょ!」
K「チーズかけながらお召し上がりください。ちょっと斬新、フレンチ風だわ」
(どうにも誤魔化しきれない。このへん近所のレストランの店員さんは言い訳が上手なんだけど)
そもそもシチリア島発祥の揚げライスボールなアランチーニは、ストリートフードとして有名で、シチリアでは朝からバールでコーヒーと一緒に食べることもありますし、食事としては前菜や軽食として親しまれていますが、この日私たちはメイン的にいただきました。
ちなみに西シチリアなパレルモでは丸形が主流、東シチリアのカターニアでは円錐形や涙型に成形されることが多く、火山エトナ山をイメージしたとも言われます。
また、2020年にイタリアの無形文化財に認定され、ますます世界的に注目されるようになった伝統的イタリア料理なのです☆
K「次回は爆発しないように気をつけるとして、ドルチェいきましょ」
夫「今日は何?」
K「ドルチェもマルシェ調達」
このお店では初めて買ってみたティラミスです。
マルシェのいくつかのイタリア店で食べ比べているティラミスですが、このティラミスが一番ソフト、飲める級?!
次回は、パイのお菓子sfogliatella(スフォリアテッラ)を食べてみたいと思ってます。
*****A Little Side Note*****
ヴァネツィアに行きたい!な思いながらヴェニス風レバー料理に作ってみた。
本場はもっと玉ねぎ多め、サイドもパスタではなくポレンタだけど。
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