
Musee Cognacq-Jay(コニャック・ジェイ美術館)
2016年元旦、美味しく始まりました☆
Sさんがわざわざ届けてくださった美味しいフグ(●^o^●)
おせち料理は順番に壱の重。
柔らかい鮑にフカヒレ入りの紅白かまぼこ、田作り、抹茶餡の栗きんとんなど。
大好きな丹波黒豆は、照りがピカピカで美しい☆
弐の重は、巻き海老のだるま漬け、子持ち鮎の甘露煮、百合根、くわい、数の子、
松茸の土佐煮など♫
参の重は間人蟹をたっぷりのせた紅白ナマス、甘鯛西京焼き、海老芋、鰤の柚香焼きなど。
こうして美味しく始まった2016年、豊富や目標は色々ですが、その一つに今年はより積極的に
パリを初めとする美術館へ足を運びたいと思っています。
佳いものにたくさん触れて審美眼や感性を鍛えたいな〜と(@_@)
11月下旬に訪れたマレ地区にある"Musee Cognacq-Jay"(コニャック・ジェイ美術館)。
パリの市立美術館で入場無料の美術館ですが、昨年初めて訪れました。
この美術館は、現在閉店中のパリの老舗デパート「サマリテーヌ」の創始者、エルネスト・
コニャック氏が最後に暮らした邸宅です。
展示作品は、コニャック氏とその妻ルイーズ・ジェイが収集した美術品の数々で、18世紀の
フラゴナールはじめブーシェ、モーリスなどのロココを代表する画家たちの絵画や
家具、タペストリー、セーブルやマイセンの陶磁器などで、当時のご夫妻の生活ぶり
が伺える素敵な邸宅美術館。
エルネスト・コニャックは、生まれながらに恵まれていた訳ではなく、幼年期は貧しく
後にポン・ヌフで行商人として身を立てるようになり、その稼ぎを元手にルーヴル河岸と
モネー通りに店を購入し、少しずつ事業拡大していったそうです。
妻のマリー=ルイーズ・ジェイは、元々はそのお店の売り子さん。
夫婦で助け合いながら百貨店「サマリテーヌ」、「サマリテーヌ・ドゥ・リュックス」を
創業☆
そして事業が成功し、莫大な財を成した夫妻は、美術品の購入にも乗り出しました。
当時はモネやルノワールが人気で蒐集を始めたそうですが、18世紀美術に関心を持つよう
になり、幅広いコレクションを成していったそう。
子供がいなかった彼らはそのコレクションを邸宅丸ごとパリ市に遺贈、そしてできたのが
この美術館だそう。
素敵な食器、そしてこんな飾り棚が欲しいな...と妄想しながら鑑賞しました。
お姫様気分になれそうな天蓋付きの「ポーランド式」のベッド。
でもこの時代のベッドは小さくて、寝苦しいような気も...。
美術館は5階建てでいくも部屋があり、当時の生活を垣間見るように進んで行くのが
楽しいレイアウト。
最上階の屋根裏部屋は何もなく、自然光が眩しく入る広々とした開放感のあるスペースでした。
マレでのショッピングや食事の合間にブラリと気楽に訪れるのにオススメの美術館です☆
おまけは「福宝だるま」をBelle et Bonneで
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-844.html
à demain(^.^)/~~
<info>
Musee Cognacq-Jay(コニャック・ジェイ美術館)
8 rue Elzevir 75003 Paris
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