Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

Neue Galerie NY☆ノイエ・ギャラリー

☆NYブログ☆

オーストリア人の友人から「今どこにいるの?」とWhatsAppで送られてきたメッセージに添付されていたのは、雪解けのオーストリア山景色。

今シーズンは暖冬で雪が少なかったのですが、4月になってから数回、一晩で30〜50センチの降雪という異常気象な春だったと聞いてましたが、最近どんどん雪は溶けて初夏へと近づいてるそうです。

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そんな友人からの知らせをきっかけに、20世紀初頭のオーストリアとドイツの美術品を集めた美術館『Neue Galerie NY』(ノイエ・ギャラリー ニューヨーク)へ行くことに。

場所は、ラグジュアリーで閑静な雰囲気が広がるアッパーイーストサイド。

そんな場所にしっくりとヨーロッパのお屋敷風、邸宅美術館の様子はツボ♡

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入口に立つ警備なドアマンも親切&笑顔、高級ホテルのドアマンのようで、ちょっとドキドキしてしまったよ。。

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毎年のオーストリアでのスキーをきっかけにオーストリア人、ドイツ人の友人ができ、すっかり私の中では大好き且つ興味関心を抱くようになったオーストリア・ドイツの文化芸術や風習あれこれ。

そして若い頃からずっとGustav Klimt(グスタフ・クリムト)ファンだった私にとしては、この美術館にある、あの(!)クリムト作品には、どうしても会いたいと思っていました。

(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-1046.html

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入館後、チケット代わりのバッチをつけ、さ〜鑑賞スタート!と興奮気味に階段を駆け上がりました。

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えええっ残念!ショック…!!と言葉を失う。

というのも館内は撮影禁止(それはまぁいいとして)、この日公開スペースは2階のワンフロアのみ。

そのため入場料も半額だったのですが、それは後から知ったこと。

という訳で、館内の様子・作品についてご興味がある方は美術館公式サイト(↓)をご確認ください。

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ミュージアムショップが素敵だったので、そちらの様子と共にざっくりとこの美術館について述べますと、こちらは、2001年設立の比較的新しい美術館です。

20世紀のオーストリアの著名な建築家、デザイナーのアドルフ・ロース(Adolf Loos)やヨーゼフ・ホフマン(Josef Franz Maria Hoffmann)などによるアールデコの家具、シャンデリアが優雅に贅沢に飾らた展示室での作品鑑賞☆

その作品コレクションは、2階に、グスタフ・クリムト、オスカー・ココシュカ、エゴン・シーレなどの絵画、同時代のウィーン工房の職人による工芸品、美術品などを展示。

残念ながら鑑賞できなかった3階に、ワシリー・カンディンスキー、パウル・クレー、エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー、レオネル・ファイニンガーなどの作品があるそう。

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この美術館の始まりは、アートコレクター兼アートディーラーのSerge Sabarsky(セルジュ・サバルスキー)と、エスティローダー社の後継者の一人で、アメリカの実業家、美術品収集家、慈善活動家、政治活動家として広く知られるRonald Steven Lauder(ロナルド・S・ローダー)の2人によります。

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20世紀初頭のオーストリア、ドイツの芸術やデザインに情熱を傾けていた二人は、長年その時代の最高作品を展示する美術館を開くことを話し合ってきたのだそう。

1996年にサバルスキーが亡くなり、ローダーは彼へのオマージュとして、Neue Galerie NY(ノイエ・ギャラリー・ニューヨーク)をオープン。

そして何より、この美術館を有名にしたのは、2006年に購入したクリムトの『アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I』(Portrait of Adele Bloch-Bauer I)。

その額が、なんとUSドル135million(当時135億円以上、今のレートで換算したら…)。

その有名、話題作のレプリカが地下にあり、それだけは撮影可。

というわけで空いていたこともあり、つい何枚も撮ってしまいました。

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ちなみに2階フロアに展示されている本物は、さぞやの特別対応かと思いきや、他の作品と一緒に普通にさり気ない様子で掛かっています。

135millionドルな本物と、このレプリカを見比べて私にはすぐに本物がわかるだろうか?と自問しながら、こちらもしっかり鑑賞しました。

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K「じゃまた、3階フロアが観れる日を確認して再訪しましょー」

夫「俺はパス。一人で行ってきて」

スキーシーズンが終わるとオーストリアへの関心が一気にトーンダウンする夫であった…。

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最後に。こちらの美術館内にあるCafé Sabarsky(カフェ・サバルスキー)もクラシックな雰囲気が素敵☆

鑑賞後にそこでランチをするつもりだったのですが、満席で入れず。

美術鑑賞目的ではなく、ランチやティータイム利用者も多く、普段から人気なのだそう(なので予約した方がベター)。

友人Kによると、定番「ザッハトルテ」が圧倒的イチオシケーキ。

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ザッハトルテ狙いでまた来よう…♡

<info>
Neue Galerie NY
1048 5th Ave, New York, NY 10028 U.S.A
 

*****おまけのオーストリア*****

この冬、オーストリアのスーパーで自宅用お土産に買ったピーナツバター。

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あっという間に食べきってしまいました。

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という訳で、NYお土産に忘れずに買わねば!なピーナツバターです。

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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