Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

N'onaka☆西麻布でアラカルトなクラシックフレンチ

☆東京ブログ☆

大人の街、夜の西麻布。

隠れ家的、どの駅からもちょっと距離もあり、裏路地に静かにひっそりと構える名店が多いエリア。

暗くなり灯りが灯った頃に「ここにこんなお店あった?」「なんのお店だろ?」と気がつく、気になるお店がたくさんあります。

こちらもそんな一軒『N'onaka』(ノナカ)。

IMG_9827 copy.jpg

昨年末頃から気になっていたのですが、なかなか東京での時間がなく今回ようやく伺うことができました。

初めてのお店はいつだってちょっとドキドキです。

小さなマンションの階段を上がった正面のドア開けると、オーナーシェフの野中靖幸さんが笑顔で「いらっしゃいませ」と。

その笑顔に一気に緊張も解けてリラ〜ックス。

IMG_9829 copy.jpg

カウンター席とテーブル席(奥に個室もあるそうです)、オープンキッチンのフレンチビストロ。

スッキリした雰囲気はスタイリッシュで西麻布っぽい?!

喉カラカラにつき、カウンター席に座るやまずは泡をいただく。

スッキリ&しっかりめでおいし〜。

IMG_9828 copy.jpg

お客さん一番乗りだったこともあり、野中シェフにお店のコンセプトはじめメニューのあれこれをじっくり伺いながらのメニュー選びは食べたいものが色々☆

IMG_9830 copy.jpg

定番メニューの他に本日のオススメは黒板に。

K「ris de veau(リー・ド・ヴォ)がある♬」

夫「これはどんな感じでいただくの?」

N「お好みでできますよ。ソテーでも揚げても美味しいですね」

と言った風で、他に選んだ料理とのバランスも考えがらアレンジしていただけるのがありがたく、楽しく、初めてお邪魔したにも関わらずすっかりわがままオーダー?!

最初の一皿は、シャルキュトリの盛り合わせ。

IMG_9831 copy.jpg

ここ数年このブログでも度々触れてますが、年々逃げの効かない?長ーーいコース料理を食べきるのがしんどくなってきた私は、アラカルトメニューが充実したお店を求めています。

で、ちょっと驚いたのは、こちらのお店はオープンが16時と早いこと。

それは、早い時間からのアペロを楽しんで欲しいからだそう。

そうそう!フランスではごく普通に当たり前的なディナー前のアペロタイム、特に夏の日の長い時期のアペロは私も最高に好きなひと時。

野中シェフ曰く、「そんなアペロ文化を日本にも広めたく、うちのお店では食前の1杯だけでも、食後のデザートだけでも気楽に立ち寄って使い勝手よく自由に利用していただきたい」と。

そんなお喋りをしてる間に、サッと完成したのはトリップのサラダ。

パリッと焼かれたトリップにシメジなどキノコとシャキシャキ野菜。うまっ!!

IMG_9832 copy.jpg

真っ白なお皿に色鮮やかなソース、なんと肉厚アジフライ。

IMG_9834 copy.jpg

お料理はクラシックなフレンチがベースなのですが、ひとひねり、ふたひねりな意外な組み合わせがなんとも愉しい。

このアジフライもただロールしただけでなく、中にはシェーブルチーズ!

シェーブルとアジフライとは斬新、これはクセになる♡

IMG_9835 copy.jpg

ワインはグラスでペアリングでいただきまして、5杯全てフライスワインでした。

フランスワインに関してはちょいちょい自信があるわよ〜と自宅ではソムリエールでもあるワタクシは、ブラインドに挑戦。

「え…これサンセールなの?」(爽やかさより熟成感が顕著でしっかりしてるけど)

「これはピノではない」(ピノ・ノワールだった…)

と、思ったセパージュ(品種)と違ってことごとく外れ。面目ない…。

鍛錬が足りないわ〜、もっともっと飲まないと!と秘かに反省、志も新たに。。

流行りだからな自然派や早飲みなコスパの高いワインではなく、ワインそのものがちゃんと美味しい(という言い方もなんですが、僭越ですが)セレクションも個人的にはツボでした。

IMG_9833 copy.jpgリー・ド・ヴォは、ソテーで。

日本ではそう頻繁にいただく機会がないリー・ド・ヴォということもあって、メニューで見つけた瞬間から狙ってました。

しかもこちらのお店は、一皿のボリュームが比較的しっかりしているので食べ応えあり。

好きで選んだアラカルトを満足ボリュームで食べられるのが贅沢。

何気に添えられた大きな茄子もトロントロンでとろけました。

IMG_9836 copy.jpg

仔牛のタンのクリーム煮込み。

うま〜!うっとり♡ 気持ちとお腹だけは一気にフランスにトリップ?!

一瞬ここが東京西麻布なことを忘れた。

見えませんが↓シェル型パスタの下には柔らかく煮込まれた肉厚タンが2枚。

IMG_9837 copy.jpgデセールは、プリンをチョイス。

硬めプリンにどこまでも滑らかなクリーム、サクパリなアーモンドスライスがアクセント。

このストラクチャー、たまらん!につき夫にはほとんどあげず一人でたいらげました。(至福)

IMG_9838 copy.jpgいただきながら店名についても確認気分で伺いました。

通りすがりに初めて看板を見た瞬間、そのフランス語的なユーモアが印象的だったのです。

「N'onaka」(ノナカ)は、シェフの名前であることは想像できると同時に「N」と「O」の間の「’」アポストロフ(アポストロフィー)がフランス語チック。

「N'」を外せば「ONAKA」=「お腹」にかかっているのだろうな〜と。

(お土産にいただいたお菓子)

IMG_9839 copy.jpg

初訪問だったのにどこか懐かしく、居心地が良く、お料理、ワイン、お喋りで愉しい時間を過ごしました。

お土産にいただいたガトーピレネーも美味しくて♡

IMG_9859 copy.jpg

また西麻布エリアに好きなお店が増えました!

今後もお邪魔したいフレンチビストロ『N’onaka』ノナカ)です。

 
<info>
N'onaka(ノナカ)
東京都港区西麻布2丁目8−11 西麻布ビル 1F
03-6421-0825
 

*****おまけのパリ*****

お土産にアルマニャック。

誕生年があればプレゼントに☆

IMG_0254 copy.jpg

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

ARCHIVE

MONTHLY

夏の暑さへの準備はOK? 涼しいメイク、ひんやりボディケア。
35th特設サイト
パリシティガイド
フィガロワインクラブ
Business with Attitude
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories

Magazine

FIGARO Japon

About Us

  • Twitter
  • instagram
  • facebook
  • LINE
  • Youtube
  • Pinterest
  • madameFIGARO
  • Newsweek
  • Pen
  • CONTENT STUDIO
  • 書籍
  • 大人の名古屋
  • CE MEDIA HOUSE

掲載商品の価格は、標準税率10%もしくは軽減税率8%の消費税を含んだ総額です。

COPYRIGHT SOCIETE DU FIGARO COPYRIGHT CE Media House Inc., Ltd. NO REPRODUCTION OR REPUBLICATION WITHOUT WRITTEN PERMISSION.