
ブロードウェイミュージカル☆PIPIN(ピピン)
東急シアターオーブで上演中のブロードウェイミュージカル、PIPIN(ピピン)を観に行って
きました☆
今回鑑賞したPIPIN(ピピン)は、早くから気になっていた作品の一つ。
というのも、この作品は1972年に初演版がトニー賞5冠に輝きブロードウェイに衝撃と興奮を
もたらした大ヒットミュージカル。
それが2013年に新演出でブロードウェイに復活し、同年のトニー賞でミュージカル部門・
最優秀リバイバル作品賞を含む4部門のほか、主要演劇賞を独占してしまった話題作★
(舞台画像は公演オフィシャルサイトより http://www.pippin2015.jp/ )
ChicagoやCabaretなどすっかり私もファンになってしまったボブ・フォッシー振付けの
ミュージカル♫
そのフォッシースタイルのダンスとシルク・ドゥ・ソレイユ出身アートサーカス集団による
アクロバット満載の演出が斬新な作品。
この日のキャストは、こちら。
ストーリーは、(オフィシャルサイトより)
"特別な人生"に魅せられた若き王子の物語。
「ピピン」というのは8世紀〜9世紀にかけて実在したヨーロッパの王の名前。
物語もそのころの王家をベースに構成されているものの、今回の演出では主人公のピピンは
丸首のシャツにジーンズを着た大学を出たばかりの若者として登場。
ピピンを演じるのは、ブライアン・フローレスさん。
美しくカリスマ的な"リーディングプレイヤー"によってアクロバットサーカス一座が潜む
魅惑的な世界に誘い込まれた、若き王子ピピン。
人生を変える冒険と情熱に憧れる彼は、ある日「素晴らしく特別な何か」を探し求める旅に出る。
リーディングプレイヤーは初演時は男性という設定だったそうですが、今回は女性に。
ガブリエル・マクリントンさん演じるリーディングプレイヤーは女豹のようなしなやかで強靭、
パワフルな魅力全開。
しかし、戦に出ても空虚な愛にふけっても、彼の心は満たされず、旅の途中で行き倒れてしまう。
そんな彼を助けたのは、未亡人のキャサリンと彼女の息子テオ。
やがてピピンは、彼らと幸せだが単調な人生を送り始める。
だが、それもつかの間。平凡な人生に落ち着く自分を恐れ、その幸せも手放してしまうのだった。
キャサリン役のブラッドリー・ベンジャミンさんとピピンが歌う「Love Song」は
甘くてうっとりでした♥︎
わかりやすい相関図は、こちら。
サーカス一座に魅せられ、自らの命を犠牲にしてでも「特別な人生」を選ぼうとするピピン。
最後に彼が見つけた「本当の幸せ」とは・・・?
特に私が感動したのは、ピピンの祖母バーサを演じるプリシア・ロペスのパフォーマンス。
年齢のことを言うのもなんですが、70歳近い彼女がバーンとガウンを脱いで鍛えられた
綺麗なボディラインを披露し、空中ブランコ上で歌いながらのアクロバット。
All
Oh, it's time to start livin'
Time to take a liltte from this world we're given
Time to take, cause spring will turn to fall
In just no time at all ♫
プリシア・ロペスさんの歌を聞いていたら、人生は思っているほど長くないから楽しんだ方がいい、
そしていくつになっても楽しめるものよ、とその歌声にとても説得力を感じました。
また、72年の初演版でピピン役だったジョン・ルービンスタインさんが今回ピピンの父・
チャールズ王(カール大帝)として出演★
余韻を残しての意外なエンディングなので解釈は色々できると思いますが、個人的な感想としては、
自分の人生は他人や周囲に踊らされるものじゃなくて自分で選ぶもの。
そして素晴らしい「特別な何か」は特別な人だけが持てるものじゃなく、どんな人でも持てて、
それはすぐそばにある日々の小さな幸せを幸せだと感じ取れることかな、と。
それにしてもやっぱりブロードウェイのミュージカルって歌唱力、ダンス、舞台そのものがすごい!(^^)!
本場で観たことがないので、いつかニューヨークで観たい!
おまけは、「大金星!」をBelle et Bonneで☆
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-741.html
à demain(^.^)/~~
<info>
東急シアターオーブ
東京都渋谷区渋谷2丁目21-1
03-3477-9999
ARCHIVE
MONTHLY