祈りを込めて☆
5月にパリに戻った際、真っ先に行った場所はここ「ノートルダム大聖堂」(Cathédrale Notre-Dame de Paris)でした。
今年4月15日に大火災に見舞われたパリのシンボル、歴史的建造物でユネスコの世界文化遺産でもある「ノートルダム大聖堂」。
その火災から約1ヶ月後、復旧を願うお参りがてら出かけてみると、敷地内は広くフェンスで囲まれ近づくことはできない中でも多くのツーリストが訪れていました。
(とは言え火災前の賑わいに比べたら少ないけれど)
正面から向かって左側を建物に沿って歩いてみました。
その第一印象は痛々しい…。
ニュースで見た燃え盛る映像が思い出され、ギュっと胸の奥を掴まれるような気持ちに。
マクロン大統領は、
「ノートルダム大聖堂をさらに美しく再建したい、5年以内に完成を目指す」(2024年パリオリンピックまでに!)
と早々に早い復興への思いを発表しましたが実際はどうなるのかな…。
そしてその復興は元のデザインに戻すのか、全く別の斬新なものになるのか?!
その頃私はどんな毎日を送っているのか…などとぼんやり未来を思いながら、また美しい大聖堂に再会できることを祈りながら見上げながらのお参りでした。
バラ窓前に来ると、ふ〜な溜息が。
美しきバラ窓(ステンドグラス)を初めて目にした時の大感動は今も忘れず。
日が差しキラキラと光る様はまるで万華鏡で、自分の中からネガティブなことは流れ去り、ポジティブなものが心の中に入ってくるような気持ちが蘇りました。
あのバラ窓をまた必ず見たい!
(思い出アルバムから↓)
寺院裏手のカフェはめっきりお客さんが減ったのでは?と思っていたら火災前と変わらなぬ賑わい。
その向かいの橋の上ではすっかり名物?なローラーブレード芸で週末はいつも通りの人集り、これまた変わらなぬパリの光景。
早い復興を願う一方で心配されているのが鉛汚染問題。
パリ滞在中に何度か耳にしたニュースでは、ノートルダム大聖堂の屋根や尖塔は数百トンもの鉛で覆われていたそうで、それが火災で飛散してしまったと。
特に子どもたちに危険が及ぶのでは?という心配なニュースも。
火災から約5ヶ月経った今どこまで復興が進んでいるのかわかりませんが、またあの美しい姿に逢える日を心待ちにしています。
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