
春のスガラボ☆
外出自粛の今週末なので、自宅にこもり今日は美味しい記憶を遡っての東京ブログを。
(勿論ここ最近の外食ではありません)
紹介制完全予約のレストランにつき数ヶ月前から予約をお願いし、帰国直後にお邪魔した須賀洋介シェフの“SUGALABO”(スガラボ)。
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/2sugalabo.html )
K「ただいまです!」
S「お帰りなさいっ!パリはどうでした?」
と、須賀シェフはずっと忙しく、ここ数年ゆっくりパリに行けてないとのことで、パリの近況報告をしながらまずは、定番の最中(今回はイクラとカラスミ)のアミューズをパクつく。
この時、新コロナウイルスがまさかフランスに、ヨーロッパに、爆発的に感染拡大するとは思ってもいなかったけれど…。
この日は私達にとっては初物だったホタルイカ&菜の花(上にはトマトのジュレ)は春到来を感じさせるひと皿でした。
「そのまま手でお召し上がりください」な熱々の手長海老とフキノトウのキッシュ。
小さなタルトレットサイズだけど、バターたっぷりで満足感しっかりめ。
これこれ!これがずっと食べたかった「ペルシュウとごはん」。
多田さんの生ハムと白いご飯だけでこんなハッピーになれるってどう言うこと?!と感じる、突き抜けた感のある美味しさは何度食べても感動的。
と、シグネチャー料理をいただいた後、こだわり抜いた選りすぐりな素材を使ったコースメニューのスタート。
<北海道・根室産の雲丹と香川産の金時人参のムース>
カレーの香るジュレと一緒にとろける。
<フランス産 ホワイトアスパラガスとキャビア>
オーブンに入った時から気になっていた♡
それは目の前にパートフィロを巻いた状態で登場。
そのままでも十分な完成度に見えたところに、オランデーズソースのエスプーマをシェフ自ら目の前でサーヴ。
フランス・ソローニュ産キャビアがたっぷりと。
<北海道・白糠産毛蟹と野付半島の帆立>
クレソンとプチプチな大麦がアクセント。
この日もドリンクはワインペアリングで楽しみました。
こちらのお料理には日本酒で。
<千葉・勝浦産キンメ、和歌山・紀州のうすいえんどう豆>
香ばしく焼かれたキンメが美味しく、山口県産河豚白子は主役キンメに負けない存在感。
何気に添えられれた北海道産たもぎ茸も滋味深い。
<鹿児島産薩摩牛&筍>
これまた仕上げは目の前で、須賀シェフが黒トリュフをスライス&スライス。
驚いたのは、ちりめんキャベツで包まれたミルフィーユ状の筍。
フォアグラと重ねられ、見た目以上に濃厚で、これまた主役(牛ハラミ)を食っちゃう級?!なインパクト。
シメの名物カレー☆
お客さんごとにサーヴされた木箱。
ってことは、夫と二人でこれ一箱!
それは、奈良県 中井農園のプレミアム苺「古都華」。
S「お好きなだけどうぞ」
夫「一粒5,000円とかのイチゴだったりして?!笑」
K「え…食べた個数でチャージ金額変わるとか?!怖くてパクパクいけないよ…」
夫「ここに来てそう言うこと言っちゃダメだろ。食べたいだけ楽しめ♬」
K「じゃ、遠慮なく」
(実際、個数チャージではありませんでした)
ルックス通りのすごい糖度でしたが、同時に酸味もあってさっぱり。
そのバランスに感激したとても贅沢な苺でした。
そんな絶品イチゴ「古都華」とエグランティーヌ(野ばらの実のピューレ)スープのグラスデザート。
ふんわりライチのムースと中には練乳のアイスクリーム。
オレンジ、グラン・マルニエが香りまくりのクレープシュゼット。
クレープがとても薄く繊細で、中から溢れたプルプル&トロトロ、しかも熱々なバニラの効いた軽い仕上がりのフィリングにも感激。
最後は、いつも通り焼きたてミニマドレーヌと、
土佐ジロー卵のコーヒープリンをミント・ローズマリー・レモングラス・レモンピールなどがバランスよくブレンドされたバーブティーと共に。
Restaurant(レストラン)と言う単語は14世紀頃フランスに生まれたRestaurer(回復させる、復元させる)が語源だそう。(更に古くはラテン語由来ですが)
心身ともに健やかに元気に過ごすためにも大事な「レストラン」!
1日も早く新コロナウィルスの治療法が見つかって、世界のウィルス感染を押さえ込み、安心してまた楽しく美味しいレストランへ繰り出せる日が戻ることを願ってます。
ARCHIVE
MONTHLY