
パリでAngkor☆
今更ですが先月アップしそびれたパリブログを。
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久しぶりに訪れたのは(ブログではたぶん初めて紹介)パリ16区にある
Musée Guimetギメ東洋美術館)。
ギメ美術館は実業家エミール・ギメによって1879年にリヨンで創設されたのが始まり。
1885年にパリに移設された後、1945年にはルーヴル美術館の東洋コレクション全体が
ギメ美術館に移されて以降はルーヴル美術館の東洋部の役割を果たすパリっ子には
人気の美術館です☆彡
訪れた日も平日にも関わらず結構な人!
日本はもちろん中国、韓国、インド、ベトナムなどなどアジアの美術品をパリで鑑賞すると
また違った印象も受けて面白く感じます。
中でも常設のアンコール美術品の所蔵は質と量ともに世界有数の美術館。
(画像は撮影可の常設展より。企画展は撮影不可。)
と、もともとアンコール美術は豊富なのですが、更に2014年1月13日まで、アンコール美術の
企画展 Angkor : Naissance d'un mythe - Louis Delaporte et le Cambodge
(アンコール:神話の誕生 ルイ・ドラポルトとカンボジア展)
が開催中ということで足を運びました。
フランスとアンコール美術の最初の接点はLouis Delaporte(ルイ・ドラポルト 1842~1925)によって。
彼はもともとはフランス海軍少尉でシャム駐在中に現地散策をしている中で
カンボジアの遺跡に出会い、すっかり魅了されてしまったのです♥
模型を見るのって結構楽しい♪
ルイ・ドラポルトはフランスに帰国した後、再度カンボジアを来訪し、建造物や彫像のかなり
精密なスケッチを重ねるなどしてアンコール美術の考古学的・美術史的解明のとっかかりを
つけた人なのだそう。
そして現地から遺跡や美術品をパリに持ち去って(略奪・・・)美術館を創設すべく奔走。
ルイ・ドラパルトに始まり、19世紀~20世紀にかけての集められたアンコール美術数々が
地下1Fの企画展スペースに数多く展示されていました。
それでもそれはまだ所蔵品のほんの一部に過ぎないのだそう。
カンボジアに行ったことはないけれど、いつか機会があれば見てみたいアンコールの遺跡や寺院群。
貴重な映像や写真、遺跡の一部、美術品を遠く離れたパリで鑑賞できたのは貴重な体験でした。
おまけは「パリの荷造りにLuggage Checker」をBelle et Bonneで(^_^)/~
(http://belleetbonne.blog.fc2.com/)
<INFO>
Musée Guimet(ギメ東洋美術館)
6 Place d'Iéna, 75116 Paris
*アンコール:神話の誕生 ルイ・ドラポルトとカンボジア展は2014年1月13日迄
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