
クレオパトラのスープ☆
緑が濃い美味しそうな「モロヘイヤ」を買いました。
昔モロヘイヤが実家の食卓に初めてお浸しで登場した時は、聞き慣れない単語=いかにも外国生まれな名前に美味しいの?と。
ちょっと粘りのある食感もそれほど好きになれず、好んでは食べない野菜になってしまいました。
それが大人になってからスープで食べたら美味しい!好きかも♡と、嫌いだったヤツが急に気になる、好きになるパターン。
今では夏になるとガスパチョと並んで頻繁に食べるスープになりました。
モロヘイヤの原産地はエジプトだそう。
ビタミンA、B2、C、E、K、カロテン、カルシウム、銅などのビタミン類とミネラル類が豊富で美容効果が高いと言われるモロヘイヤを使ったスープは、クレオパトラが愛したと伝わっています。
美女伝説のクレオパトラなだけに美容効果が更に説得力が伴う感じ。
ちなみに私の好きなクレオパトラがモデルの美術作品の1つは、パリ・ルーヴル美術館にあるFrançois Barois(フランソワ・バロワ) の「瀕死のクレオパトラ」。
美しく壮絶に息絶える瞬間…。
では簡単にモロヘイヤスープ作り。
モロヘイヤの茎を取り除きフードプロセッサーで葉を細く刻みます。
ニンニクと玉ねぎを発酵バターで炒めます。
そこに水を入れ、顆粒コンソメを加えて煮込みます。
その傍らで多めのオリーブオイルにクミンを入れてトマトを炒めての「トマト香味油」作り。
煮込んだスープにモロヘイヤを投入。
モロヘイヤは長く煮込むと黒ずんでしまうそうなのでサッと短時間。
お皿に盛りつけて仕上げに「トマト香味油」をのせて完成☆
クミンの香りも良く、クレオパトラもこんな感じのものを食べていたのか〜と思うと古代エジプト好きとしては、ちょっと感慨深い。
クレオパトラは、きっと赤ワインを飲んでいたと思うけど(キプロスの甘口ワイン“コマンダリア”を愛飲していたいう説があります)、この日は冷えたカリフォルニアの白、Meiomi(メイオミ)のシャルドネ2017を飲みました。
暑さ、夏に強いので夏バテしたことはないのですが、何かと違う今年の夏なので健康に気をつけながら美味しく食べて元気に過ごしたいものです。
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パリの1枚。
パリと言えばエッフェル塔だけど、同じくらい好きなのがパンテオン。
最初に暮らしたエリアにあったシンボルなので、パンテオンの姿が見えるとホッとする♡
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