
銀食器のお手入れ☆
よしっ、今日やります!
と、ようやく重い腰を上げました。
本当は4月のおもいきり外出自粛中にやろうと思っていたのですが、ついつい先伸ばしにしてたこと。
それは銀食器、シルバーのお手入れ。
まずはカトラリー用の引き出しを開けて。
数段に分けて大切にしまっている、このシルバーカトラリーセットは、夫の両親から受け継いだものです。
今から約50年前、彼らがアメリカに暮らしていた頃にワシントンD.Cにある有名博物館「スミソニアン博物館」(Smithsonian Museum)で購入した、1880年創業のアメリカの老舗カトラリー メーカー“ONEIDA”(オネイダ)のもの。
8人用ディナー&ティーセットの48ピースにサービス用の6本がついて54ピースセット。
デザインはシンプルモダンに見えるのですが、18世紀のフランス食器の復刻版なのだそう。
受け継いだものなので、これもまたこの先10年、20年とずっと大事にしてきたいと思っています。
それにしても54ピースは多いな…。素手で磨いていると手が真っ黒、指先もカサカサしてくるので、銀食器のお手入れは手袋をしています。
お手入れが面倒だからという理由でシルバーが敬遠されることはあるし、実際私も普段使いは食洗機でガンガン洗えるステンレス製ばかり使っているのですが、以前お世話になっていたテーブルコーディネートのS先生曰く、「シルバーの一番有効なお手入れ法は、惜しまずに日々使うこと」。
使う、洗う、拭く、磨くを繰り返すことで、どんどん輝き増すのだそうです。
久しぶりのお手入れだったので、3分1磨いただけでクロスは真っ黒…。
そしてもうワンセット、大切にしているのがフランスと言えば♡な“CHRISTOFLE ”(クリストフル)の8人用ディナーセット40ピース。
私にとってはこれはお宝カトラリーで、普段滅多に使いません。
眺めて磨いてスプーンに写った自分を見てニヤニヤ、こっそりしまう♡そんな感じ。
ところがコロナ禍でいろんな角度から生活を考え思い直す中で、人生何が起こるかわからない。
こんな風に大事にしまって眺めるのもいいけれど、カトラリーは使ってなんぼ。
使えるうちに使おう…Now!そんな気持ちになってきました。
このズシっと感じる重みが心地良く、つくづく美しい食器で、さっと磨くだけでピカピカ。
一気に磨いたのでちょっと疲れ、本日の銀食器お手入れはカトラリー部門で終了…。
K「やっぱり銀食器磨きはメイドが必要だよ…」
夫「君がメイドのコスプレしてやればイイんじゃない。かなりイタイけど!!」
K「・・・。」
という訳で磨いたシルバーカトラリーでディナー。
今晩は、オネイダのフォーク、スプーンに肉用ナイフはLaguiole(ライヨール)。
メインは、ジュ〜っとローズマリーと一緒に焼いたバヴェットステーキ(先日買ったものがまだ残ってます…)。
ソースは夫の閃き?によりアンチョビバターマッシュルームなる創作オリジナルソース。
付け合わせは手抜きなミックスベジタブルですが、ボルディエの燻製塩バターでソテーしたら風味豊かになりました。
普段ステンレスカトラリーばかりなので、こうしてシルバーでいただくとちょっと贅沢な気持ちになれ、食事時間が豊かに感じられました。
今後はもっと積極的にどんどんシルバーを使います!(と宣言してみた…)
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パリの1枚。
リヨンで食べた名物料理quenelle(クネル)は美味しかった!
と思い出し、時々食べたくなるクネル(すり身魚を円筒形にしてソースをかけて焼いたグラタン料理)。
気になりつつも出来合いのスーパーのものは買ったことがないけど。。
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