
四阿山登山☆
お天気を心配しながら迎えた朝。
なんとか曇りでいけそう!という訳で決行。
ちょっと早起きをして向かったのは、日本百名山のひとつ、標高2354mの『四阿山』(あずまやさん)。
ルートはいくつかあり、いずれも往復6時間以上で中級者以上向け。
ただ私には本格的登山の経験がないので、今回AAご夫妻が提案してくれたのは、群馬県嬬恋村のパルコールつま恋リゾートから途中までパルキャビン(ゴンドラ)に乗る比較的楽なハイキング気分の登山。
標高1370m地点からスキー用ゴンドラに乗ってGo♬
毎年スキーでゴンドラには何回も乗ってるけれど、こうして緑の中を上がるのは滅多にないことなので眺めも山の見え方も新鮮。
このゴンドラで浦倉山と四阿山を結ぶ標高2100mの稜線まで上がりました。
乗車時間は約15分。
往復の無事を祈願&景気づけにカーン!と鐘を鳴らしたところで元気にスタート♬
ちょっとひんやり感じる山の空気が清々しく、美味しい。
行きだから一方的に登るのかと思いきや、登ったり下ったりでジグザグジグザグ。
「群馬の山旅」サイトによると、登りは約1時間40分。
腕に、いや「脚に覚えあり!」とスキー等で鍛えた足腰にはちょいちょい自信があるよ!1時間40分なんてちょろいな☆と内心思っていたのですが、倒木や木の根っこ、岩、ぬかるんで滑る箇所も多く、鼻歌の余裕がなくなってきた…。
そうやって足元に注意して歩いていると見慣れぬ植物、キノコやコケがユニークで思わず見入ってしまう。
綺麗な苔や下草の中にはたくさんの虫や微生物などがいるのだろうし、彼らにとってはこの小さな世界が全世界、宇宙なのかな。
白く可愛いシラタマノキの実。
食べてOKということで食べてみるとミントのような湿布のような香りと味。
遠くに見える山と湖が蒼く美しい。
と、山登りは下を見て、上を見て、遠くを臨んでとなかなか忙しい。
それが楽しい♬
広がる稜線の眺め、その中に見える紅葉に「キレ〜!」を連発。
この稜線は四阿山のカルデラの縁なのだそう。
(カルデラとは、火山が噴火したあとにできる大きな窪み)
ところで、目指す「四阿山」は、群馬県と長野県の県境に位置する山で、その大きな山体はどこから見ても山の形が建物の屋根のように見えることから、「あずまやさん」と名づけられたのだそう。
だいぶ登ってきたところで眼下には雲海が広がり始めて幻想的に。
登り始めて1時間40分過ぎたけれど頂上はまだ見えず!?
私達の足がそれほど遅かったとは思わないのですが、途中景色を眺めたり、写真を撮っていたこともあり想定以上に時間がかかる登りとなりました。(結果的には2時間ちょっと)
この画像ではわかりづらいのですが、なかなかの斜度の岩場で、この先は四つんばいのような体勢でないと登れぬ。。
え…まさかの鎖場。
こんな鎖場2箇所をクリア!
頂上は気温も低く、風もあるので1枚着込んで防寒。
イエーイっ、ついに登頂♬
寝そべってみると空が近い気がして気持ちよかった。
こうして登りつめた山頂は360度の大展望。
浅間山を始め、東に草津白根山、西に北アルプスの峰々、北に頸城山地、南に八ヶ岳を見渡せる大パノラマでしたが、登頂した瞬間は眺めは良かったのですが、あっという間に雲に包まれて真っ白に。
ちょうど昼時で登ってきた皆さんもランチライム。
私もすっかり腹ペコで、ランチは、おにぎり弁当。
てっぺんで食べるおにぎり&温かいお味噌汁、最高でした☆
下りは1時間半ちょっとでゴンドラ地点まで無事下山。
気楽なハイキングかと思いきや、コースは変化に富み、思ったよりちゃんと登山した感の登りごたえのある四阿山でした。
もちろん最後は軟弱にゴンドラ乗車。。
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パリの1枚。
ノートル・ダムもそろそろ紅葉している頃かな〜。
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