
11月からコース再開☆
コロナ禍でコース料理をやめ、アラカルトメニューで営業していた渋谷区松濤のフレンチビストロ“Sans Déconner”(ソンデココネ)が、11月からコース料理を再開したと伺い、ディナーへ行ってきました。
まずは大好きなカボチャのスープ。
サワークリームの酸味と砕いたコーヒー豆の香り&カリッと食感がアクセント。
以前も書いてますが、私の中ではカボチャのスープは渋谷シェフのものがNo.1☆
カボチャの甘味といい、ぽってり加減&ベルベットのようなテクスチャーといい、全体の味バランスが大好きです。
続く一皿は、帆立のセビーチェ。
ベトラーヴ(ビーツ)と季節のイチヂク、輪切りにされたケッパーで味がキュっと締まる感じでした。
フランスでは、カボチャの季節と帆立貝漁解禁で美味しく出回る時期が重なり、私としては2大好物が楽しめる嬉しくてたまらぬ季節。
渋谷シェフのパリ時代の料理を彷彿とさせられながら、今はこうして東京で食せることも幸せだなと♡
出た、ニョッキ!
自宅で作ることを完全放棄したニョッキなので専らレストランで楽しんでます。
イタリア料理なニョッキとは言え、ソース、大粒で味の濃いムール貝とその上にラルド(豚の背脂の塩漬け)でモダンフレンチ風。さすが!
サービス担当マルコさんのオススメワインともよく合いました。
魚料理は、鱈のコンフィ。
鮮やかな緑はグリーントマト&ハーブのソース。
左上のポワローネギをめくると、カリッと焼かれた白子がお目見え♡
肉料理は鴨。
その繊細で優しい肉質にどちらの鴨かと尋ねてみると青森産でした。
フランスの鴨は勿論美味しいけれど、日本の鴨もイケる!
添えられたpanais(パネ=パースニップ)のローストも甘く美味しい。
相変わらず料理の説明はミニマムな渋谷シェフですが、つべこべ言われなくともこの芸術的な火入れの美しさと美味しさに感激大。
ビオなグルナッシュと。
チーズは、シェーヴルで柚子コンフィチュール添え。
このチーズがすこぶる美味しく、一瞬日本にいることを忘れた!?
そしてデザート3種は、ルバーブソースのミカンクリームからスタート。
その後に続いた洋梨のアイスと栗、林檎ケーキにたっぷりカルバドスのムースが載った秋らしい絶品デザートは夢中で食べてしまい、すっかり撮影を忘れてしまいました。
というか、この日もやたら美味しくて楽しくて気持ちがフワフワした高揚感は感覚として覚えているのですが、最後の方の記憶がありません…。
翌朝スマホを見ると飲んだ記憶のないワイン画像が。
K「あれ?グルナッシュの後にまた白飲んだの?」
夫「それは林檎のデザートに合わせる感じで食後酒にサービスでいただいたお酒だよ」
K「キレイさっぱり記憶がないんだけど…」
(記憶にございません、なんて言う政治家は大嘘つきだと思っていたけれど、実際そこだけ切り取ったように記憶がなくなることはあるな…と感じる今日この頃)
夫「渋谷くんとも普通に話して、ご機嫌で帰宅したけどね」
昔から酔っても顔に一切出ないのもある意味問題。
年々お酒にも弱くなってるのかもしれませんが、外で記憶を無くすのは危険なので気をつけようと思います。
とにかく久しぶりのソンデコネのコース料理は記憶が飛ぶほど美味しかった言うことです。
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パリの1枚。
燃えるような夕日ではなく、朝日に向かって昔の青春ドラマのように走った晩秋の朝。
今ぐらいから「チュルス(スキー@オーストリア)が楽しみだな♬」が口癖だった夫も今年はスキー遠征はできそうもなく、朝ランに全く気合いが入ってません。
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