
かおたんラーメンえんとつ屋☆南青山店
20代前半まだまだ小娘時代に会社の先輩と西麻布で飲んだ後、シメに行くのが西麻布の交差点から外苑西通りを北に向かって最初のY字路にある『かおたんラーメン』でした。
看板に書かれた「高湯」を中国語で「かおたん」と読むそうで、金華ハムと鶏、牛、豚肉を煮込んで塩で味を整えた中国福建省の高級スープ「高湯(かおたん)」に由来しているそう。
当時はシメのラーメンは別腹、余裕綽々。
それがもう20年以上前のことなのか…と思うと遠い目になってしまったが、今も外観もほぼ変わらずそこにあることにびっくり&感激!
改めて調べてみると、その創業は昭和60年。
すっかりラーメンの味も忘れていたけれど、夫と行ってみよう!ということになりました。
そうそうこの感じ!
初めて来た時は、その掘っ立て小屋風な外観とギュッっと狭い店内に驚いたものの、そんな雰囲気の中で遊び慣れた風なスーツ姿の男性たちの姿をよく見かけました。
聞けばバブル全盛期の頃は夜遊び帰りの若者たちで連日賑わうお店だったと。
時代は変われど今も変わらぬ人気の様子で、スーツのサラリーマンからIT系な男性たちはじめカップル、タクシーの運転手さんなどが入れ替わり立ち替わり来店。
昔と違うのは、コロナでアクリル板が設置されたことぐらい?!
とにかく懐かし〜っ!と思いながらまずは餃子。
豚ひき肉、キャベツ、ニラのシンプルな仕立てですが、お肉たっぷりでジューシー。
ニンニクはしっかりめ。
私は、種類豊富なラーメンの中から「五目野菜メン」をチョイス。
こんなに麺が多かったっけ?なボリュームで、これを飲んだ後にペロリと食べていた20年前はやっぱり若かったな…。
夫は「味肉野菜メン」。
夫「やばい、かなり旨い!焦がしネギが効いていい!」
いずれもしっかりコクのあるスープでありながら後味はさっぱりとしてくどさがない。
ここ1年、コロナ禍で食べたラーメンの中では個人的には一番美味しく感じたラーメンでした。
東京でバブル期の昭和から平成、令和と営業し続けることは簡単なことではないと思いますし、本当に美味しいもの、良いものは廃れないことを感じました。
西麻布通い復活かも?!
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パリの1枚。
2年前の青空。
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