
古代オリエントへタイムスリップ
昨年から自分で「月に一度はルーヴルの日」と決めてから年間パスポートを片手に
ルーヴル美術館通いをしています。
比較的館内がすく夜の美術館が大好きになり、ふと気が向いた時に♪
いつものようにピラミッドを見上げてキレイ~と思ったところで、
今回はまず傘をクロークへ。
身軽な状態で鑑賞できるとラク♪
コートはOKだけどファー(毛皮)は預かってもらえないことを知る...(*_*)
現在は特別な展覧会をやっていないので常設展を適当に観ようと思い、館内地図も持たずに
スタート♪
ちょっとワクワクな冒険気分で上ったり、下ったり。
地図で必死に目的地に向かうのとは違った楽しみを感じながら何に出逢えるかな~?と。
いきなりパーンと視界が広がる(@_@)
迷い込んだのは久しぶりの古代オリエントコーナー。
久しぶりに見た「メソポタミア文明」という単語。
チグリス川とユーフラテス川の間に栄えた文明だったな...と遥か遠い世界史の授業の記憶を
手繰りながら、古代エジプト展などは何度か観に行く機会があったものの、古代メソポタミア
の遺跡や美術品をじっくり見る機会は少なかったので、なんだか新鮮な面白さ(^v^)
とにかく大きく迫る迫力とその中に感じる静寂のバランスがなんだか不思議。
見上げると溜息☆
こんなに大きなものをどうやって作ったのか?
メソポタミア文明は北はアッシリア、南はバビロニアに広がった文明。
ルーヴルの中でも圧倒的存在感の「アッシリアの有翼牛に守られた門」はスフィンクス
のような佇まいで、この奥の展示室へ行く前に「なぞなぞ」でも出されそう?!
その奥には、「ダーレイオス1世宮殿アバダーナの柱頭」。
大きさ比較のために私も写真に入ってみると、その大きさはやっぱりスゴイのです!
しかもこれは柱全体ではなく、柱の上部の3分の1ぐらいの部分。
実際には1本の柱ではなく、6列6本に並んで宮殿の中の「謁見の間」の屋根を支えて
いたものだそう。
その高さと大きさにはまたまた驚きました(@_@)
ダレイオス宮殿を鮮やかな色彩豊かなレンガで装飾されたいたそうで、その
「ダレイオスの歩兵」の着彩レンガがこの展示室を囲んでいます☆
紀元前5~4世紀(!)ものがあちこちに。
今って2014年だよね...と思うと、その悠久の歴史に茫然。
太陰暦・楔形文字・60進数法などを考え出したことでも有名なメソポタミア文明ですが、
その起源を作ったとされるシュメール人は謎が多いのだそう。
古代メソポタミア文明について何も知らないな...と痛感しながらの鑑賞でしたが
なんだかどれも興味深く、これはちょっと関連書籍を読んでみたい気持ちになりました。
というワケで今回は適当に歩いた結果、古代オリエントへタイムスリップ気分(^v^)
お腹もすいてきたところで、「ダ・ヴィンチ・コード」で有名になった逆ピラミッドの下を
通って美術館を後にしました。
おまけのパリは「ムーンブーツはいかが?」をBelle et Bonneで(^_^)/~
(http://belleetbonne.blog.fc2.com/)
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<INFO>
Musée du Louvre(ルーヴル美術館)
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