
すべり込みMenu de Juillet☆
前回お邪魔したのは、去年のいつ頃だっただろう?
とにかく今年になって初めて(!)と楽しみにディナーに出かけたのは、渋谷区代官山にあるフレンチレストラン『COTEAU.』(コトー)。
早めスタートなのでディナーでもこの明るさ。
でもそれは、パリの夏を彷彿☆

そう、これこれ♬
スタートは、いつもホカホカのgougère(グジェール)を摘むところから。
モチっと食感が美味しいチーズ入りシューのフランスの代表的おつまみ。

気がつけば7月もどんどん過ぎてしまい、月替わりでメニューが変わるこちらのレストランでも7月メニュー“Menu de Juillet”は、あと数日。
そんなタイミングでお邪魔したのは、今月のメニューは大好きなものばかりで心の中で勝手に“Menu de Keico”(ケーコメニュー)だよ!食べたい!と。

アミューズ・ブーシュは、イワシを載せたひよこ豆のパニス。
ふふっ♡最初にパニス(Panisse)とは嬉しい。
パニスは、ひよこ豆のフライです。
南仏名物なので私の中ではヴァカンス気分になれる料理のひとつ。
とは言え、このパニスはストリートフード風ではなく、とても上品。
イワシの下に細長い形で敷かれ、お寿司のように登場。

一皿目の前菜は、こちらの食材を使って。

牡蠣&グリーンガスパチョ♡

お水で乾杯。
こちらでは、緊急事態宣言に伴いディナーは、20時までの短縮営業、アルコールの提供もありません。
こんな風にきちんと新型コロナウイルス感染拡大防止に努めているレストランも多いと思いますが、友人知人から聞く中には、表面上は政府・自治体からの要請等に応じた営業スタイルを表明しているものの、実際お店に行くと普通にアルコールが飲め、20時過ぎても閉店の様子なし…そんなお店も少なくないと。
こうして真摯に頑張っているお店の努力に頭が下がります。

ここでいつも通りコース料理とは別途、熟成生ハムを追加オーダー。
プロセッコと一緒に食べられる日が早く来ることを祈りながらペロリ。

K「Have a look! こらの食材から次のお料理を想像してください。どんな料理だと思う?」
夫「素人にはまったく想像できない…」
毎回楽しいのがサーヴされる前に食材説明を受けることで、サーヴされた料理を前にこの食材をこんな風に使うのか、こんな風に刻むのか、と知ることが色々あること。

手前の左端はオマール海老。
松田シェフ曰く、
「このカナダ産オマール海老メニューは、かなりオススメです!メイン以上にインパクトあるかも?!これまでも食材としてオマールは使ってますが、2人で1匹、1人に半身のボリュームで提供するのは初めてです。おそらく、これが最初で最後」

生きたままさばかれ、フレッシュに美味しそうな姿でお目見えしたカナダ産オマール☆
爪も立派!
さらにフィッシュケーキ付きとは、確かにメイン級の一皿。

プリプリです。
添えられた野菜は、ジュリエンヌサラダ。
“ジュリエンヌサラダ”(Salade de julienne)な〜んて聞くとオシャレに響きますが、「ジュリエンヌ」はフランス語で細かい千切りのこと。
という訳で季節野菜の千切りサラダ添え☆

もうすっかりメイン料理を楽しんだ気分になってしまったけれど、メインディッシュはこれから。
魚または肉のチョイスで、私は迷わず新蓮根をたっぷり使った魚料理を。

大好物の穴子♡♡
その主役な穴子が蓮根に隠れてよく見えませんが…↓ 弾力があり筋肉質がたまらぬ美味しさでした。

こちらは、肉料理。

ホロホロ鳥☆
ちょっといただくと、ホロホロ鳥はジューシーで、添えられたマスカルポーネ入りのポレンタは、まさに「やみつきポレンタ」。
日頃ポレンタだけに感激するのは少ないですが、これは感激的でした。

そしてデセール。
いつから変わったのか存じませんが、以前はデザートは2種類から1つ選ぶ形式でしたが、今はさっぱり味のアヴァン・デセールとプレーンなミルフイユの2皿構成になりました。
個人的にはこれは、嬉しい!
アヴァン・デセールは、白桃とマリー・アントワネットティーのソルベ。
バラ香る紅茶のソルベとフレッシュな山梨の桃、底にアーモンドのエスプーマとは夏らしい☆

そしてレストランオープン以来の看板デザートの登場。
食べる直前にクリームがサンドされて提供されます。

私の方を多めにカットして…!
と食い意地はりまくりの形相はダダ漏れだと思うけれど、、目の前でカットされる様子を凝視。

もちろん倒していただきます。
いただきまーす♡と思ったその時、この日4回目の「おめでとうございます」と拍手が湧き起こりました。
お店の方によると、3組はバースデー、1組は結婚記念1周年。
その結婚記念日は、主役の二人のために友人がプレゼントされたものだそう。
形あるプレゼントも嬉しいけど、美味しい料理とそこにまつわる空間、時間のプレゼントとは粋ですな!
これは今後是非私もマネしたいところ。

最後にハーブティーといただくお茶菓子も今回は、一際遊び心を溢れていました。
香港発のスイーツで寒天ゼリーの中にカラフルに果物を閉じ込めた『九龍球』(クーロンキュウ)なるもの。
私はいただくのは、初めて。

金魚すくいやお祭り縁日も連想され、これまた夏気分\(^o^)/

という訳で終了間際の7月メニュー@COTEAU.をすべり込みで大満喫しました☆
*****************
パリの1枚。
パリのキッチンでは生ハムも極身近食材。
料理しながらつまみ食いしながらクッキング。
このつまみ食いタイムが至福♡

ARCHIVE
MONTHLY




