
ギリシャ神話☆キャラクター事典
パリ暮らしをきっかけにとても身近な習慣となったのが芸術・美術鑑賞。
自宅から徒歩、またはバスでちょっとの距離に気軽に行ける美術館がいくつもあり、いくつかは年間パスポートを作って通っています。
西洋絵画・美術を鑑賞するにあたり知っておきたいのは、テーマにされることとが多いギリシャ神話。
という訳で以前集中的にギリシャ神話を読んだので、最近は作品タイトルを見ればある程度どんな話のどんな場面かはわかるようになりました。
が、しかし、最近は何でも忘れっぽいお年頃!?
It's on the tip of my tongue!!
ここまで出ている名前が出てこない…、ほら、あの子、あの人、なんて名前だっけ?
というわけで、わかりやすくギリシャ神話の登場人物をまとめた『世界一よくわかる! ギリシャ神話キャラクター事典』(オード・ゴエミンヌ(著)、 松村一男 (監修)、 ダコスタ吉村 花子 (翻訳)<グラフィック社>を本屋さんでパラパラとめくったら面白く、購入しました。
ギリシャ神話を知らない方はもちろん、よく知っている場合でも復習的、体系的に整理しながら読むことができ、明日誰かに話したくなるようなトリビアも満載。
キャラクターごとにまとめているので、どこからでも読め、前述のように名前が出てこないキャラなどを素早く確認でき便利。
目次からしてユニーク。
神々の家系図を「#マフィアファミリー」と表現するユーモアに思わず笑ってしまいました。
ギリシャ神話のVIP的存在のオリュンポス12神は、ゼウスと彼の兄弟姉妹、子供だけの親族で構成(マフィア?!)されていますが、例外の一人が女神アプロディテ。
彼女は親族ではないけれど、あまりの美しさに仲間に入れてもらったという…。
ギリシャ神話の面白さは、神様と言われながらもかなり人間くさいところ。
そして本書を読み進める中で気がついたのが、フランス語、フランスにまつわる記述が多いこと。
改めて表紙を確認すると「Les héros de la mythologie」、著者はAude Goeminne (著)とあり、フランス語版でも出版されていることを知りました。
ちなみに本書の著者紹介には、次のように。
オード・ゴエミンヌ /著
高等師範学校卒業、歴史学の上級教員資格者。
まわりの人を感化してしまうほどの神話好き。
本書のイラストを担当したアンヌ=ロール・ヴァルティコスと共に、ディズニー映画やフランスのユーモア映画で育ち、抜群の神話知識を誇る。
有名作品はもちろん、初めて目にするものも多く、読みやすいエピソードとトリビアの数々にちょっとした雑学が増えそうです。
そんな事典を読みながらスタバの「パンプキンスコーン」をいただいた週末のひと時でした。
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パリの1枚。
ここを抜けるとショートカットだから♬と、こじつけて立ち寄る“Beaupassage”(ボーパッサージュ)。
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