厚みを感じるジュラ☆
秋も深まり、冬の気配を感じ始めると白ワインもしっかりめが飲みたくなります。
そこでセラーから取り出したのは、Dom. Ganevat Anne et Jean François(ドメーヌ・ガヌヴァ アンヌ・エ・ジャン・フランソワ)のJean François Ganevat Cuvée de Garde 2011(ジャン・フランソワ・ガヌヴァ キュヴェ・ド・ガルド 2011)というフランス・ジュラ地方のワイン。
山々とワイン畑が象られたエチケットからもその景色のイメージが湧きますが、ジュラ地方は、ブルゴーニュの東側からスイスとの国境であるジュラ山脈の間に広がる地域で、お隣りのブルゴーニュの影響を受けつつ独特のワインを生み出す産地として知られる、私の中ではちょっとマニアックなワイン産地。
我が家で飲み始めたきっかけは、パリでのワイン市でしたが、より好きになったのは、お世話になっているベテラン弁護士のM先生の影響!?
M先生は、お酒にあまり強くないのに(いや、むしろ弱い)、ジュラのvin jaune(ヴァン・ジョーヌ=黄色いワイン)だけは別と仰って長いコース料理で、最初から最後までいつもヴァン・ジョーヌ一辺倒。
物腰も含め尾木ママ(尾木直樹さん)似のM先生。
M「うふふ。ケーコさん、ここには美味しいヴァンジョーヌがあるんですよ♡」
K「いきなりヴァンジョーヌですか…。最初はもうちょっと軽めの白か泡で始めても〜」
M「あら、ダメよ。乾杯からヴァンジョーヌ!」
と飲み始めると普段から饒舌ですが、更に話題がワールドワイドな展開になる海千山千なM先生(←かなり面白い人)。
そのセパージュは、Savagnin (サヴァニャン)という特有の葡萄で、味わいはドライなシェリーに似ています。
今回飲んだものは、そのSavagnin (サヴァニャン)とChardonnay (シャルドネ)が半々?なので、くせものサヴァニャンをシャルドネが上手に包んでまとめているような印象で、年も重ねているので深みと厚みのある味わいでした。
そんなワインと枝豆パスタ。
今年も品種違いで楽しんだ新潟枝豆リレーですが、改めて枝豆は美味しくいただける期間が長いことを感じました。
そのシーズンも私の中では夏をピークに10月ぐらいで終わりと思っていたのですが、スーパーへ行くと枝豆がある…!と、ちょっと驚いたのもコロナを機にこの時期を日本でのんびりするようになってからかも。
思えば冷凍食品でもあるし、枝豆は年中流通しているようです。
アーリーレッド、ペコリーニチーズ、生クリーム少々に黒胡椒を効かせてカチョエペペ風に完成。
クリーム系やチーズにも合うジュラワインといただき、冬が始まるよ!な気持ちになりました。
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パリの1枚。
意外と大人も乗ってるパリのメリーゴーランド☆
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