
ほぼ日のおやつ展☆花よりチョコレート。そしてMichi。
渋谷に出かけたついでに立ち寄ったのが、只今「渋谷PARCO」8階で開催中の『ほぼ日のおやつ展』。
「ほぼ日」と聞けばピンとくる方も多いと思いますが、こちらはウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」が運営する『ほぼ日曜日(ほぼにちようび)』というリアルスペース。
そこでのおやつ展、しかもチョコレートとなれば美味しそうなものがありそ〜♬
まずはじっくり『ひと粒のチョコレートに』(文・佐藤 清隆 文 /絵・ junaida)の原画展を鑑賞。
子供向け絵本と思いきや、カカオの苗から木が育つ様子、美味しいチョコレートができるまで、またチョコレートの歴史などをわかりやすい言葉と可愛いイラストで説明されており、大人も楽しめるストーリー☆
<原文より>
ひと粒のチョコレートは、自然の持つ力と人の技術が合わさった、奇跡のような結晶です。
人類がカカオに出会い、その不思議な油を使ってチョコレートを作りあげるまでに、1万年ちかい時間がかかりました。
これほどの長い時間をかけて食べかたが大きく変わっていったものは、ほかに見当たりません。
これからチョコレートはどんなふうにその姿を変えていくのでしょうか?
作品を鑑賞しながら途中にあるカカオポッドを見ると、古代から人々を魅了してきたその実が、なんだかとても神々しく見えました。
学名「テオブロマ・カカオ」=「神々の食べ物」にも頷ける。
鑑賞後チョコレートが食べたくなったことは言うまでもなく、と同時にチョコレートストーリーとほっこりする優しい絵にも魅了され、この絵本が欲しくなりました。
そこでグッズ販売コーナーで探すも販売しておらず、今は出版社でも在庫がないそうです。
残念に思っていると、夫が「この本が素敵!欲しい、買って!」と手にしたのは、『ひと粒のチョコレートに』と同じ画家junaidaさんの『Michi みち』。
ユニークなことに前から後ろから両方どちらからも読める構成になっていて、左に開くと男の子で始まり、右に開くと女の子が歩きだします。
二人はそれぞれの白い道を歩んでゆく。
旅行をした時、地図を片手に目的地を目指しますが、しばらく滞在して慣れてくると敢えて地図は見ずに知らない道を彷徨ってみたくなります。
そこにはいつも思いがけない出会いがある。
地図を片手に目的地だけを目指していたら気がつかないようなものに。
また、この道がここに繋がっていたのか〜と知ると一気に自分の居場所、置かれた場所が認識できて視野が広がる思いも。
そんな道の発見は面白い。
でも思えば子供の頃は、わざわざ旅に出なくても、毎日の学校帰り道で「あっち側から帰ってみる?行ってみる?」と道草の「道」にもドキドキとワクワクがあったよね!と、懐かしい気持ちにもなりました。
絵本の中では不思議ファンタジーな町や自然豊かな光景がどんどん展開され、見ているとそれは人生のよう。
どっちの道を選ぶ?
選んだ道はどんな未来、未知の世界に繋がっているのだろうと…。
そしてこの絵本は、ちょうど真ん中で男の子と女の子は出会います。
それはまるで、二人の人間が全く違う道を歩んできても、どこを曲がっても、どこを登っても、最後はこうして出会える運命だと語っているのか!?
言葉がない分、道について自由にどんな解釈もできる素敵な絵本です。
さて、本展ではカフェスペースと10店舗の人気チョコレートも販売。
その中でこれこれ!!と飛びついたのは、以前から気になっていた、カカオ豆の選定からチョコレート製造までを自社工房で手作りしているクラフトチョコレートブランドを発見、ゲット。
その続きはまた後日☆
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パリの1枚。
今度のクロワッサンはパリで食べよう!
それまで我慢!と願かけ中。
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*Belle et Bonne Blogは、気ままに更新中。
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