
すっぴん美味な新潟もんに☆
新潟帰省の度に訪れる、お約束の一軒へ。
新潟古町にある串揚げ専門店『串の房』。
ここ数年コロナ禍でお邪魔できませんでしたが、この時期という点でも久しぶりだったので、新潟の春食材を楽しみにお邪魔しました。
K「すっぴんでも美味な新潟もんにって私のこと〜?!ぐふふふふ♡ま、それは冗談としてですね、ホントに肌のキレイな子が多いのよ新潟は。幼馴染のゆっこ、きみちゃん、りこ、さっちん、みんなつるんと美肌。去年の暮れに久しぶりに会ったけど、同世代の平均的なお肌より全然綺麗だなーと思ったよ」
夫「ふーーん。俺はあんまりすっぴんに興味はない。しっかりメイクしている方が好き」
K「日本人男性はすっぴん好き、ナチュラル思考だと思うけど違うの?」
夫「すっぴんで過ごすって嗜みとしてどうなんだ?すっぴん自慢するよりは、ちゃんとメイクしてくださいって感じー」
K「隈取り級な厚化粧好きだよね」
夫「君はもっと普段のお化粧をちゃんとした方がいいと思うけど」
K「・・・。」
そんなことを話しながら御通しの「胡麻豆腐 子持ち昆布」(アサツキ味噌)をいただく。
うまっ♡
私の中では大好物ベスト3に入るのが、実は胡麻豆腐。
丁寧に作られた本格的胡麻豆腐は出来合いとは別物。
さて、こちらのお店は、お任せコースの串揚げなので食べられなくなったところでオーダーストップ。
久しぶりということで食べる気満々、この日はランチも控えめにして腹ペコで参戦。
この日は全26種類と伺ったところで、全種類制覇に挑戦o(^▽^)o
「佐渡産のタラの芽」でスタート。
「アサバガレイ」、「バイ貝」と続きましたが、猫まっしぐら状態につきスマホを構える余裕なし。
瑞々しい「グリーンアスパラガス」。
「村上牛」は、ひと口めは白トリュフフレーバーで香りと楽しみ、ふた口めはワサビでさっぱりと。
ブランド牛・村上牛はとろけるThe和牛。
佐渡産バターにアンチョビを混ぜた自家製アンチョビバターを乗せた「新じゃが」。
この時期の新〇〇な野菜は大好きです。
燻製香の香る「サクラマス」。
滋味深いマッシュルームにサラサラのおろしたてのパルミジャーノレッジャーノがよく合う。
私の大好きな定番「ベーコンうずら」。
これだけはソースをつけていただきます。
「そら豆」(大粒具合に感動して撮り忘れ)の後に「車海老」。
串揚げなので全て薄衣をまとっているわけで、こうして見ると単調なルックスですが、その味は1本1本全て異なり、地産地消な素材の旨さはもちろん、丁寧に仕込まれた下味の美味しさを感じる串の房の串揚げは、とても上品。
そして箸休めの生野菜もシャッキシャッキでイケる!
春告魚(はるつげうお)とも呼ばれる春が旬の「ニシン」。
夫「これ、シメ候補にします」
シメ候補とは・・・!(のちほど)
食感とふんわり香るニンニク臭が好きな「行者にんにく」。
私が初めて行者ニンニクを食べたのは、パリのレストランでした。
その当時「Ail des ours(アイユ デ ウース)でございます」な説明に、「え?もう1回お願いします。(直訳すると)熊のにんにく??熊の?」と驚き、聞き返したのですが、寒冷地の山間に群生する山菜だと知りました。
日本語名「行者にんにく」の由来は、高山に生えることから山にこもる修験道の行者が食べた説と、食べると滋養がつきすぎて修行にならないため、食べることを禁じられた説があるそう。
フランス語名は、冬眠から目覚めた熊が春先にこれを食べて覚醒、元気になることに由来しているとか。
パリのレストランを思い出しながらパクッと。
「カマス」は自家製タルタルと柴漬けトッピングで。
こちらも山菜と思いきや「キジの大葉包み」。
自宅では「菜の花」は専らパスタ料理にしてますが、カラッと揚げると美味しいですね〜。
「合鴨のミートボール」
どの串揚げもひと口サイズなので、食べやすく、串が進みます。
ご主人に「女性で全種類制覇される方っています?」と尋ねると、「はい!普通に結構いらっしゃいますよ〜」と。
確かに!この日も離れた席に座っていらした女性は、おそらくそんな一人。
髪をアップにしてドレッシーな装いの新潟美人、パクパクとテンポよく食べる食べる。
「アサリのクリームコロッケ」に悶絶。
それはクラムチャウダーのコロッケバージョンのような完成度。
そんな1本はまた撮り忘れてしまったダメブロガー。。
気を取り直して「ホタテバター」を頬張りました。
夫「お〜、このあさひ豚もいける。これもシメ候補」
今回初めて目にした、口にしたのは「コシアブラ」という山菜。
新芽を食す山菜で、タラの芽やウドと同じウコギ科、「山菜の女王」とも呼ばれるものだそう。
こりっこりっの「砂肝」。
K「ちょっと私はもう無理。デザートもシメも食べたいのでこのへんでストップです」
と、残念ながらあと少しのところで全種類制覇できず。。
もちろん夫は余裕で続く「丸ナス」、
「ブルーチーズ&デザートワイン」もペロリ。
何本か撮り損ねたりメモも忘れたりしましたが、夫は全種類制覇でした。
夫「で、シメどうしようかな♬」
K「ニシン、豚が最有力。ちょっとサクラマスも気になるかな。どれ?」
と、串揚げをいただきながら探っていたのは、シメのおにぎりの具材を、その日の串揚げ素材から選ばせてもらうという、いつからかお願いしているメニューには無い裏メニュー☆
夫「旨過ぎるっ!!最高です♡♡」
K「これは別腹オープンだね。あとはやっぱりご飯が美味しい。お米は?」
店主「新之助です」
シメにめちゃめちゃ美味しくいただいたのは、「あさひ豚」をインしたおにぎりでした。
デザートは、イチゴのホワイトチョコレートがけに梅ゼリー。
春の新潟の味を大いに堪能しました。
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パリの1枚。
甘くメルヘンなショーウィンドー。
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*Belle et Bonne Blogは、気ままに更新。
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