
スイート・ホーム☆雨音を聴きながら
台風15号の影響もあり、3連休の予定が変更となった先週末は、なか日の雨の日は雨音を聴きながらのんびり読書を楽しみました。
でもこんな風にゆっくり本を読めるのも好い休日☆
という訳で、積ん読からチョイスした1冊は、原田マハさんの『スイート・ホーム』。
どうでもいいことですが、私が帰宅時にする挨拶は、家に夫がいてもいなくとも
「ただいま〜っ、my sweet home!」です。
これを夫が耳にすると必ず「myではないっ!ourだ、ourと言え〜!」なツッコミがお約束。。
「へいへい、 アワー、アーっスウィートホーム。今帰ったよ」
何かと家に声をかけるのは、ずっと昔からの習慣です。
閑話休題。
本書は、タイトルになっている「スイート・ホーム」をはじめとした短編集で、主人公を変えながら同じ街が描かれた連作です。
ハラハラドキドキはなく、一話一話がじんわりと穏やかに心温まるハートウォーミングなストーリーは、サクサクと読め、心身をちょっと休めたいと感じた3連休にぴったりでした。
いつも通りここでは、ネタバレなあらすじは割愛してのざっくりな感想を。
育った町とこれまで暮らした町が思い出されてちょっと懐かしく、そして今暮らす町=これからの暮らしを思うと楽しみと期待で気持ちが明るくなりました。
若い頃は「家」に対する憧れは専らインテリアでした。
こんな家具でまとめて、床は、壁は、特にお風呂とクローゼットには拘るぞ〜とかなんとか。
今もそんな妄想ワールドは時折広がりますが、これまでの人生での何度か引越しを経験して思うのは、家という箱、器ももちろん重要だけれど、それが建つ場所、環境の大切さを切実に感じます。
その環境が自分や家族のライフスタイルに合っているか、安心して気持ちよく毎日を、年を、重ねられるか否か。
主人公たちは、その町の季節の移ろいや景色、人やモノとの出逢い、ご近所さんとの交流、何気無い毎日を楽しみ、愛している。
この町に育って良かった、暮らせて良かった、ここに来て良かった、また必ず戻ってくると。
去年引越してきたばかりの私には今暮らす町ではまだ新参者ですが、その家と町を「スイート・ホーム」に感じて生きていきたい、いけそう!と思える素敵な本でした。
そんな読書のお供は、コンビニ「ローソン」の『どらもっち』。
一周まわって定番どらもっち(あんこ&ホイップ)だな…と思いながらOur Sweet Home でパクッといただきました。
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オーストリア・友人からの1枚。
鹿現る…。
うーー、寒そう!
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