Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

ぶらり赤坂☆高橋是清翁記念公園

渡仏を前にしばらく日本を離れると思うと、ご近所パトロールエリアの季節の様子をしっかり目に焼きつけておきたい…そんな気持ちにもなり、用事があって赤坂まで出かけた後、気温も上がってきたので帰り道は、ゆっくり散歩。

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いつも素通りしていた『高橋是清翁記念公園』。

高橋是清って、2・26事件で暗殺された政財界の重鎮だよね…

中学時代の年度末な授業は駆け足気味で、その事件と亡くなった著名人の名前だけは暗記した感があるものの、その人物一人一人について詳しく掘り下げることを当時の私はしていませんでした。。

大人になった今、改めて知りたい日本の歴史も色々ある…と思いながら公園の中に入ってみました。

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想像以上に敷地が広くてびっくり!

その敷地面積は約5320㎡で、国道246号線の拡幅等により開園当初よりやや減ったそうですが、庭園内は庭園スペースと遊具スペースもあり、都会の真中になかなかのオアシス感☆

庭園スペースは、池、石橋、石灯篭が配置された日本庭園で、これは是清翁が暮らしていたほぼ当時のままの姿だそう。

ベンチではマダム達がお菓子&お茶を手に賑やかにおしゃべり、池の側では外国人ファミリーが軽くピクニックの様子で楽しんでいました。

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見上げると青々としたイロハモミジや大きなケヤキがたくさんあり、これらが紅葉したらとても美しく衣替えすることも想像できます。

Gr1%uBVlSSe8TS4zd5yCwA.jpg明治後半から昭和初期まで政財界で名を馳せた高橋是清の邸宅がここにあったのか…と思うと、なんだかやはり感慨深く、興味深くなり、思わずスマホで「高橋是清」検索。

Wikipediaでざっくり読んだその人生は、2・26事件で83歳で世を去るまでドラマチックで波瀾万丈、実に面白い!

生まれた時から(いや、彼の母の人生も含め)波乱の幕開け。

1歳の時に安政の大地震で家が倒壊したにも関わらず、是清は梁と柱の間の隙間に偶然入った状態で無傷、スヤスヤ眠って命拾い、米国留学時代にひどい手違いで奴隷として売られてしまったり、茶屋遊びにハマって生活困窮、あの開成高校を再興し初代校長に24歳の若さで就任。教え子に正岡子規や海軍中将の秋山真之がいたり。

ペルーで銀山開発に失敗で無一文状態になるも、いちから出直す覚悟での人生後半は銀行家に転身し大成功、日本銀行の総裁に。

その後は、総理大臣を1回、大蔵大臣を7回も歴任。

と、スマホを片手に庭園内をゆっくり一周すると、奥に是清像が。

思わず「すっごい人生でしたね!」「最初にアメリカ行った時のお話、聞かせてください!」と、お参り。

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大食漢で、ふくよかな体型から「ダルマさん」という愛称があったそう。

よく食べよく飲む豪快な人でありながら勝負事を好まず、勝ち負けがあることには興味をあまり持たなかったそう。金融業界での躍動ぶりとのギャップ、忙しいからか寝るの好き、昼寝好き。

ここまでは私のよく知る身近な人にそっくり!?

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短時間にざっくりなスマホ検索で知ったことだけですが、ダルマさんと呼ばれた高橋是清翁の人生は七転び八起きで、なんてダイナミックな人、ダイナミックな人生!

心、気持ちが大きく、ある意味楽観的?ピンチや窮地から学ぶこと・得ることを活かし、なんでも好転させてしまうような。

ヤバい、、体型も含め人として男性としてタイプかも♡ と、改めて伝記を読んでみたくなりました。

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たくさんの逸話、名言が残っているようですが、『機会は決して作るべからず、自然と自分の前に来たところの機会を捉えなければならぬ』という言葉は刺さりました。

下手な画策をするより、目の前にきたチャンスをしっかり掴むことを心がけたいものです。

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さて、帰りに公園管理事務所前でいただいたのが「港区赤坂地区公園ガイドマップ」。

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改めてこのエリアの公園事情を知りました。

今後また季節を感じながら時々公園散歩もしてみたい赤坂パトロールエリアです。

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<info>
高橋是清翁記念公園
東京都港区赤坂七丁目3番39号
 

*********

パリの1枚。

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KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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