Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

パリ、暖かいです☆

パリ到着後、空港から外に出て外気に触れて開口一番“あったか〜い!”。

10月のこの時期にしては私史上記録的な暖かさな印象です。

先週は日中は上着無しで歩いても平気、中には半袖&短パンのツワモノも。

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爽やかに秋晴れで超絶気持ちいい様子と共に昨日の続き、空港からの出来事を…。

*********

K「ドライバーさん、見当たらないんだけど…」

夫「待ちましょ」

15分経過。

K「ちょっと遅くない?電話してみて」

電話する夫。

夫「わかりました。じゃ、待ってます」

K「なんだって?」

夫「到着して待ってたんだけど、ちょっとトイレに行ったらしい。2分で戻るって」

K「でたよ、嘘。もう着いてたってのは嘘くさい。どうせカフェでお茶でもしてるんでしょ」

夫「フランス人の2分は15分だ。待つしかないね」

(セーヌ川の散歩)

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15分経過。

K「やっぱりトイレってのは嘘だな。蕎麦屋の出前。今頃こっちに向ってて渋滞にハマってるパターンじゃないのぉ…」

夫、再度電話。

夫「もうすぐだって」

更に10分ほど経過したところで、M.et Madame 〇〇と書かれた紙を持ったラオス系?ベトナム系?カンボジア系?ルーツはわかりませんがアジア系と思しきドライバーさん登場。

D(言葉はなくニコニコ笑顔)

K「ボンジュ〜、ムッシュー。長いこと待ちました」

D「・・・。」(左に首を傾げてテヘっと笑顔)

オイオイオイ、テヘじゃねーよ。

まずは「遅れてすみません」の一言じゃないのか。

こんな遅刻してテヘで済まされるのは、私の中ではパク・ソジュン(韓流スター)だけだ。

彼なら「私も今来たとこ♡」と笑顔で応じるが、お前には無理だ。

長旅で疲れた後だったので、その全く悪びれない態度にちょっとムカっと。

K「too late! c'est trop tard」

D「・・・。」(またまた左に顔を傾げてテヘ)

すると何も言わずにいきなり私のカートを奪い、すごい急ぎ足でいつもの駐車場とは逆方向へ猛進。

(ご近所パトロールエリアの紅葉度は、65%ぐらいの感じかな)

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K「えっ!?」

夫「ケーコ、やばい!追いかけろ!」

K「待て待てーーー」

後ろから夫もカートを押しながら、

夫「ちゃんと名前確認した?」

K「したよ。私達の名前が書いてあったことは間違いない」

(昔、間違った送迎カーに乗り込んだことがあり、その珍事件はまた何かの機会にお話するかも…)

ドライバーさん、エレベーター前で急停止。

そこで追いついて一緒にエレベーターに乗り込む。

夫「なんで上?」

K「どこに連れて行く気??」

(カッサカサの落ち葉。空気は乾燥してます)

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ドライバーさんは、エレベーターの扉が開いて降りるや前のめり、前をよく見てないのか?空港関係者と思しき身分証明書を首から下げた女性に軽くぶつかりました。

女性は「イタタタタタ!!もーー、何してくれんだよ、このバカちん!」(とは言ってませんでしたが、そんなニュアンスのなかなか汚い言葉使いでした)

一緒にいた同僚は隣りでゲラゲラ笑いながら何やらボソボソ呟いてましたが、それはそれでまたちょっと感じ悪い感じも。。

でもドライバーは、その女性にも謝りの言葉はなく、テヘっと笑うだけでした。

ん?もしやこのテヘ顔は笑っているのではなく、彼の普段の顔なのか?!

K「この人、まだフランス語がよく話せないのかも?」

夫「スマホ画面はフランス語になってるよ」

K「あ、そー。じゃ、なんでこんなに喋らないんだろう…」

で、どこへ行くの?と思ったら、荷物を下ろすために10分間無料で駐車できる短時間駐車スペース。

これまでドラバイバーさんを手配した際は、皆さん有料駐車場に止めて、ゆっくり丁寧に荷物を運びながら途中「旅はどうでした?」「最近のパリの天気は〜」などと話しながらだったのですが、今回のドライバーさんは無料駐車時間を超えちゃう!と慌てた結果の猛進だったようです。

(涼しげな噴水を眺めるのが気持ちよかった)

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荷物を積み込むにあたっても焦っているせいか全くスーツケースの大きさの考慮もなく、近くにあるものから適当にガンガン入れ、その結果入らない…。

結局夫がこれを最初に、その後これ、といちいち指示して積み込み完了。

そして運転中、ドライバーさんは一切のおしゃべりがありませんでした。

パリ市内までの道路は渋滞はなくスムーズで、見慣れた景色が見え、石畳の道路に独特のゴロゴロゴロっと音を立てる車のタイヤ音にパリに着いたことを実感。

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いつもならドライバーさんにはサクっとピックアップしてもらって、パリ市内へまっすぐ向かうことが当然と思っていただけに、14時間半の長旅の後、待ちぼうけからの想定外のハラハラ体験でアパルトマンに着き、ソファに座った瞬間どっと疲れました。

そしてアンパックを終えるとすっかり日が暮れていました。

でもとりあえず、ただいまとボンソワっな挨拶をしたく、外に出て見つめたエッフェル塔でした。

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夫「始まったな、俺にとってはストレス生活。時間にルーズ、想定外の出来事&対応、これがパリだ」

K「どっぷり日本の生活で時間厳守、便利で親切丁寧、迅速対応に慣れた感があるからパリ的な気持ち、意識に切り替えます!」

それにしても友人から聞き、ニュース等でも目にしていたものの街中でマスクをしている人はほとんどいません。(パリ到着後マスク姿を見たのは今のところ二人だけ)

エッフェル塔前はものすごいツーリストの人だかりなのにマスク姿の人を一人も見ませんでしたし。

fullsizeoutput_657e.jpgというわけで、私もマスク無し生活をスタート。

顔の一部ですか?!ってぐらいに、すっかりマスク生活に慣れていたので、外すのが下着姿になるような(?)妙な恥ずかさを覚えましたが、勇気を出して外したらスッキリ&サッパリで頬を撫でる空気がなんとも新鮮。

超絶気持ちいパリの空気のお陰もあってとても心地よい☆ The 開放感。

oVJ2uKYJTGuy6DzKMuOqaQ.jpgとは言え常にバッグにマスクは入れて持ち歩いてます。

公共交通機関の利用や人混みに紛れる際は着用します。

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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