Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

夜はキラキラなジュエリーで☆NADIA(ナディア)

そろそろフレッシュスノーが欲しいよね…

そんな話をしながら朝のコーヒーを飲みながら「奥様は魔女」(← 度々思い出す子供の頃大好きだったアメリカのコメディドラマBewitched。初めて触れた外国ドラマ?!)サマンサ気分で鼻の穴をピクピク。(サマンサは、鼻ではなく口を動かしますけど)

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すると、本当に雪が降り出してびっくり!!

時々あるこんなこと。

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夫「めざせ!奥様は美魔女」

K「ヤヤァ(←ドイツ人のゲスト達が連発している。Ja(ヤー)=Yes)。でも美魔女って言葉、あんまり好きじゃないんだけど。なんとも美の部分がわざとらしくない?」

夫「俺にはよくわかりません。でもボトックスで不自然に腫れた顔は綺麗だと思えないけど」

K「いい意味でこのホテルのゲストの美魔女の一人と言えばマダム・アンゲラです!」

というわけで、今日はまたゲレンデ&食事画像と共にホテルゲストのお話を。

<問題:この前菜料理はなんでしょう?>

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私達が食事をするテーブルは3年前と同じ。その席は4年前にアサインされて以来今回で3回目。

向かい側のテーブルに座っているのは、ドイツ人のバーナー夫妻。

50代半ばと思しきマダム・アンゲラ(仮名)は黒髪ボブ、スレンダー体型でモディリアーニ(Amedeo Clemente Modigliani)の描く女性のよう。

<答え:正解はオーストリア版イカ飯?!美味しかった>

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ご主人は目元がトム・クルーズに似ている!と私は思うので、今回からマーヴェリック(仮名)と呼ぶことにます。

アンゲラは、見るからに良家のお嬢様。笑顔が甘く素敵なマーヴェリックは尻に敷かれてる感じ?!

聞けば彼女は、3歳からこのホテルに通っているのだそう。

その細い体からスキーはちょろっと遊び程度に滑り、午後はエステ三昧の有閑マダムと思いきや、ロッカールームで会ってびっくり。

何キロあんの?みたいな大きなリュックを背負い、おもいきりオフピステに行きますスタイル、ガチに滑る人だった。

朝一からランチタイムのラストオーダー時間ギリギリまで滑って、ハーハー息を切らして14時頃にスキーウエア&スキーブーツのままダイニングに毎日滑り込みする体育会系マダムなのだ。(かっけ〜!)

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そんなアンゲラは、お花が大好き。

彼女のテーブルにだけ特別に用意されたお花が毎日セッティングされている。

特にリクエストをしているわけでもないのに、花が好きだという話からいつからかホテル側が毎回用意してくれるのだそう。

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こういったゲストごとのサービス・配慮はさらりとなされるのですが(いちいち確認しない。たまたま読んだ新聞をテーブル席に置いて去るといつからか毎日テーブルにセットされるようになったり)、お花をセットされるのはアンゲラだけ。

彼女は、とてもスレンダー体型なので食事はかなり制限しているだろうと思いきや、毎食しっかり食べ、しかも毎晩赤ワインを飲む大のワイン好き。(けして白は飲まない)

昼夜のデザートも欠かさない。

<レモンフレーバーのミルフイユ。さっぱりと美味>

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そんな彼女のディナーの装いを眺めるのも毎晩の私のちょっとした楽しみになりました。

ちょうど私のトイメンになるので(夫の席は私の右隣にセット)視線を上げると彼女の姿。

ガッツリ体育会系のスキーウエアから一変、毎晩ワンピースでダイニングに登場。

無地は着ない、基本的には柄物なのですが、派手色ではなくシック。

何よりギョギョッと驚くのは、身につけるジュエリーである。

こういったリゾートや旅先はコスチュームジュエリーを楽しむ方も多いと思うのですが、アンゲラは美術館級、家宝ですか…なキラキラに眩いファインジュエリーで首回り、または耳元を飾って毎晩登場。

小心者ケーコは思った…雪山バカンスにあんなジュエリーを持ってくるの怖くない?持ってくるならSPが必要だよ…と。

<フレッシュスノー☆この天気、この雪、今シーズンは動画も撮りまくりです>

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更に言及するなら(以前もちょっと触れてますが)、このホテルに初めて来た時に驚いたのが、部屋のセキュリティボックス。

これです。

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アナログ。しかもかなり小さい。

使い方の説明もなく、フロントに確認すると、申し出のあった人のみ鍵を渡しているそう。

そこで渡された鍵はおもいきりアナログな薄っぺらい普通のキー。

そんな鍵を使わずとも、鼠小僧よろしくヘアピンでかちゃかちゃしたら空きそうなボックスである。

更に驚いたのは、フロント曰くセキュリティボックスを使う人はほとんどいないと。

<山肌が見える。やはり今年は暖冬で雪は少ない。私には十分な量ですが…滑りきれないよ…>

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ゲスト達がディナーにしてるファインジュエリーとか時計とか普通に置きっぱ?

セキュリティは大丈夫なの??と心配になりました。

大丈夫なのです…!

従業員の教育は徹底されている上にオーナーファミリーとの信頼関係も強く、何年も通い続けるゲストの身元もはっきりしており、これまで盗難等は起こったことがないそう。

ものが無くなる、盗難なんて有り得ないことらしい。

<太陽に向かって滑る。気持ち良い!>

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それにしてもマダム・アンゲラのジュエリーは眩いのだけれど、それが妙にギラギラした感や浮いてる感がなく、彼女にとてもしっくりと似合っていて本当に素敵で見惚れます。

ジャラジャラとあちこち着けまくることはせず、毎晩ポイントを絞った身につけ方。

見てすぐわかるブランドものとかシルバー等ではなく、一点ものような特別感のマスターピースなジュエリー。

それもが借り物ではなく、実際に彼女が普段身につけているものだからこそしっくり馴染んでいるのでしょうし、それなりにシワやシミのある年を重ねた大人肌にこそよく似合い、その大人肌を美しく見せる魔法(!)みたい。

あんな風に気負いもなく、さらりとキラキラを纏える大人マダムに憧れ、あれこれ勉強になる雪山バカンスです。

<バカンス後半は、メインに肉料理を選ぶ傾向?!鹿肉がイケる

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最後にちょっとご紹介。

今回の滞在で私が身につけているのは、主に日本のジュエラー『NADIA』(ナディア)のもの。

数年前にお世話になっている百貨店外商部のTさんに紹介していただき知りました。

ダイヤモンドはじめ個人的には、それまであまり見たことのないルビーの美しさに驚きました。

ダイヤモンドは、Fカラー・VSクラス以上のみ。

ルビー、サファイア、エメラルドなどの貴石は人工的処理を一切加えないノーオイル、ノーヒートで、地球が創り出した石の美しさを活してデザインするハイジュエリーブランド。

海外で日本のジュエリーとお話しすると興味を持ってくださる方もいて、話のタネにもなってます。

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(昨年末北海道スキーから戻ると、ここ数年コロナで出入国できなかったらしいサンタが久しぶりに来た!?)

To be continued☆
<info>
NADIA(ナディア)
 
 

*****おまけのパリ*****

もう紙の切符(メトロ&バス)は完全廃止かと思ったらまだ買えた&3年前のものが磁気も飛んでなくて使えた。

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KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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