
柚子香る柚子屋旅館☆一心居
☆秋の関西ブログ☆
わ〜っ、ここですか!
以前からその評判を聞き、京都へ行ったら是非伺いたいと思っていた『柚子屋旅館』。
門をくぐると、なかなかの急勾配な石段ダン。
そして旅館の中へ一歩入った瞬間、なんとも好い柚子の香りに包まれました。
そして情緒を醸す「おくどさん」。
K「おくどさん、ご存知どすか〜?」
夫「知らないよ!」
K「おくどさんとは、京言葉で竈(かまど)のことどすえ」
夫「ふーん」
京言葉には全く見当もつかないような言葉も多く、またそのしきたりも知らない私には、知る度、教えていただく度に新鮮に響きます。
何も知らずで無作法にならぬよう、どこへ行くにも行き先の文化や慣習の知識も少しは備えたいものです...。
中庭もステキで、古都・京都らしい落ち着いた雰囲気の柚子屋旅館。
こちらでは、宿泊客以外でも1階にあるごはん処『一心居』で、お食事をいただくことができます。
というわけで、ランチに伺った私達がご案内いただいたのは、お庭の眺めも良い掘り炬燵なテーブル席。
まずは、ちょっとずつ色々な「おばんざい十六点膳」でスタート。
一皿一皿が楽しく美味しく、京都に来た感を実感するおばんざいの数々。
優しいお出汁と甘みが美味しい西京味噌仕立て汁物の中には、とろり美味しい海老芋。
続く銀鱈の味噌焼きは柔らかく美味しく、新米ごはんが欲しくなりました...!
とても重そうなお鍋登場。
蓋を取った瞬間、フワーッと素晴らしい柚子の香り。
柚子の湯豆腐。
ツルルンと喉越し滑らかな絹ごし豆腐。
ポカポカと体の芯から温まってきました。
豆腐が空になったお鍋で鯛のしゃぶしゃぶ。
もちろんこちらも柚子たっぷりで。
お刺身でもいただけるという鯛ですから、あまり火を通し過ぎずに軽くしゃぶしゃぶしたらパクッと。
味変に生柚子胡椒をつけると益々柚子!
鯛しゃぶサイコー!なんて言いながらペロリといただきました。
さてシメは、
濃厚オレンジカラーの卵にも目を惹かれながら、待つことしばし。
完成したのは、鯛しゃぶの後のお出汁がばっちり効いたお鍋で作る柚子雑炊。
お漬物も美味しくて、みんな雑炊おかわり。
デザートは、わらび餅。
ところで柚子と言えば、私はてっきり秋冬が旬だと。
もちろんそうなのですが、7月~8月の夏にも旬があり、柚子には2回旬があることを知りました。
なのでこちらの旅館でも秋冬は「黄柚子」、春夏は「青柚子」で柚子を楽しめるのだそうです。
というわけで、柚子屋旅館でおもいきり柚子味を愉しみました。
<info>
柚子屋旅館
京都府京都市東山区祇園町南側545
075-533-6369
*****おまけのパリ*****
朝に夕に毎日の生活で挨拶するご近所の銅像☆
木々の様子に季節を感じる。
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