Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

清水の舞台へ☆

☆秋の関西ブログ☆

先日書いた通り今回の京都旅行のタイミングは、街が比較的空いていたようで移動の際は、いつでもどこでも楽々タクシー利用。

というわけで、ギリギリ行けるまで坂を上ってください!と運転手さんにお願いしてやってきたのは、『音羽山清水寺』。

うわ〜、ここは流石に人が多い!

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京都随一の観光地・清水寺に向かう一念坂・二寧坂・三年坂の両サイドには、 みやげ物店や茶店が軒を連ね、食べ歩きしながら、ショッピングしながら清水寺を目指すツーリストで大賑わい。

80%外国人ツーリスト、15%修学旅行、5%日本人観光客といった印象かな。

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そしてここで最初に書いちゃいますが、帰りに降った1本裏の「茶わん坂」は全然人が少なくて上りの往路とは全く違う光景でした。

伝統ある京都の陶器を販売する店が並んだ坂道「茶わん坂」に私達だけ?!というぐらいに人がいませんで、とても静かでゆっくりのんびりのお散歩&ショッピングを楽しむことができました。

あまりに静かで、次々とあれこれ陶器が欲しくなり、そんな坂の様子を撮り忘れてしまいました...。

参考までに詳細&マップを「茶わん坂オフィシャルサイト」→ https://www.chawanzaka.com

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では話を戻して、人混みの坂を上がってやってきた清水寺。

いわずと知れた京都定番観光スポット☆

正式名称は『音羽山清水寺』(おんわさんきよみずでら)、東山連峰のひとつ、音羽山の中腹に建つ北法相宗の総本山。

こちらもその歴史はじめ境内案内は、オフィシャルサイト(→https://www.kiyomizudera.or.jp)をご確認いただくとして、ここではざっくりと。

久しぶりに来て思ったけれど、清水寺って結構な山の中にあるわけで、これまた歩きやすい靴でないとなかなか大変...と秋空を見上げなら正門「仁王門」を潜っていざ!

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世界遺産にも認定されている約1200年の歴史を誇る由緒正しい寺院。

「清水寺」という名前は、音羽の滝の清らかな水に由来。

奈良で修業を積んだ僧の賢心が夢で「北へ清泉を求めて行け」とお告げを受け、音羽山で清らかな水が流れる滝を見つけたことが始まりといわれています。

その後、賢心の教えに感銘を受けた坂上田村麻呂により778年に清水寺を開創。

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轟門をくぐって本殿に向かう途中で出会った真っ黒な大黒様『出世大黒天』。

半笑いな表情、黒光りの様子がとても強烈で、目の前にしたらしばらく動けず、しっかりお参り。

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福徳と財運をつかさどる神様で、ヒンドゥー教のシヴァ神の化身「マハーカーラ」が仏教に取り入れられた神様。

ちょっとモダンにも見えたのですが、こちらの出世大黒天は、室町時代に作られたものだそう。

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清水寺と言えば!な「清水の舞台から飛び降りる」の語源となった本堂は、1633年再建の木造建築。

本尊には千手観音菩薩をお祀りされています。

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舞台に立って眺める景色は美しく、壮大に広がる山々の眺めに息を呑み、癒されました。

気持ちいい\(^o^)/

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ただちょっと舞台の淵から下を覗き込むと、高所が苦手な私には怖い...。

先端部は傾斜がついていて(自然に雨水が流れるように)それがまた怖い。

「清水の舞台から飛び降りる」ってリアルに勇気がいることを感じまくり。

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やはりこの角度で眺めるのがフォトジェニックな本堂と舞台。

本堂の高さは約18m、舞台の高さは約13mで床面積約190平方メートル、410枚ほどの檜板が使用されていると。

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そもそも本尊の観世音菩薩に芸能を奉納する場所。

古くから雅楽、能・狂言、歌舞伎、相撲などの芸能が奉納されてきました。

檜板で舞台とくれば勘のいい人にはすぐわかる!

「檜舞台を踏む」の語源もここから。

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下からその舞台を見上げると、やはりなかなかの高さ。

でも実際、ここから飛び降りた人っているの?と気になり、調べてみると、いた...。

なんと江戸時代に234人が飛び降りたそう。

その人数は清水寺で発見された「清水寺成就院日記」に記されているそうで、飛び降り理由は自殺かと思いきや「願掛け」。

清水の舞台から飛び降りて生き延びたら願いが叶うと信じている人たちがいたのだそうです。

IMG_1330 copy.jpgおもいきり体を張った願掛けだな...私には無理だな...いや、でもどうしてもどうしても叶えたい願いあったらダイブできるだろうか...などと思いながら、賑わう清水寺を後にしました。

帰り道は、茶わん坂。本当に静かでした。

<info>

音羽山 清水寺

京都府京都市東山区清水1丁目294

075-551-1234

https://www.kiyomizudera.or.jp

*****おまけのジャポン*****

めっきり日没が早くなって寂しい...と思っていたパトロールエリアから帰り道、イルミネーションが点灯していてびっくり。

気持ちが明るくなった☆

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もう点灯しているとは知らなかったので、ちょっとしたサプライズプレゼントをいただいた感じ☆

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KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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