
明治座で「伊達の十役」
やって来たのは人形町・甘酒横丁。
美味しそうなお店が連なって気になる気になる。早くも目的地に行く前から道草。
茶巾寿司食べたいな...とか。
人形町と言えば東野圭吾さんのベストセラー「新参者」の舞台。
「新参者に出てくる人形焼は、うちの人形焼なんですよ~。」とお店の方が店先で
試食をくれました(●^o^●)
かりんとう屋さんやイイ香りのお茶屋さん、おからドーナツにマダムたちが集まっていた
豆腐屋さんなどがある賑やかな横丁を通り抜けたら目的地到着。
それは「明治座」。
市川染五郎さんが一人で10役を演じ、40回以上の早替わりで魅せる、見せる、という
「五月花形歌舞伎・伊達の十役」を観に行ってきました。
明治座には初めて訪れたのですが、やはり館内のお土産コーナーは歌舞伎座同様にすごい人混み。
佃煮、お漬物、お煎餅、和菓子などいろいろ。
どんどん試食を勧められるので、調子に乗っていただいているとそれだけでも結構お腹は
満たされてしまう感じ(*_*;
と言いながらも休憩時間には小腹が空きました...。
というのも今回の歌舞伎はとても長い上演時間で30分の休憩2回を挟んで5時間近く。
そんな理由もあって着物は諦めシワにならないラクな恰好にしてまったけれど(*_*;
美味し~♪と食べたのは、
人形焼入り最中アイスクリーム♥
久しぶりに食べた人形焼も美味しかったのでお土産にゴマ餡入りを買いました。
ところで今回鑑賞した作品は、1815年に初演された四世鶴屋南北の「慙紅葉汗顔見勢」
(はじもみじあせのかおみせ)で、通称「伊達の十役」と呼ばれるもの。
当時、七世市川團十郎が登場人物十役を早替りで勤め大盛況だったそうですが、その後上演が
途絶えていた幻の作品を昭和54年に現猿翁(三代目市川猿之助)が明治座で復活上演させたそう。
そして今回明治座での上演は32年ぶり!
ストーリーは、江戸時代に実際に起きた仙台藩伊達家の御家騒動を題材に妖術を使って
御家乗っ取りを企む仁木弾正(にっきだんじょう)の悪事を中心に善人、悪人、男女、親子
のドラマが絡み合ったもの。
あらすじは長くなるので割愛しますが、最初に染五郎さんがパネルを使って登場人物10人を
説明してくれるので、事前にあらすじの予習をしなくともわかりやすいです。
その主な登場人物10人を染五郎さんが一人でこなし、40回以上の早替りと宙乗りアリの
スペクタクルエンターテイメントでした☆
(↓これ全部染五郎さん...)
一瞬目を離した時に早替わりしてしまうシーンも多く、上演時間の長さなど感じさせない
ストーリーやマジックのような早替わりから目が離せない楽しい歌舞伎でした。
やっぱり歌舞伎は人情、色恋、恨みつらみなど人間臭さたっぷりで面白い(*^▽^*)
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おまけのパリはBelle et Bonneで(^_^)/~
(5月12日:http://belleetbonne.blog.fc2.com/ )
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