
ルシウス再び★テルマエ・ロマエⅡ
パリに戻る前にコレは観なくては!
と、あまりにも必死になり過ぎて「くだらん...」と夫に一蹴されながら、荷造りも後回しにして
出かけたのはTOHOシネマズ渋谷。
古代ローマの浴場設計技師ルシウスが現代の日本へタイムスリップするヤマザキマリさんの
人気コミックを実写映画化した「テルマエ・ロマエⅡ」を観てきました。
その前に、この映画の舞台となる時代をイメージ復習。
それは去年夏のバカンスで訪れたローマ郊外のハドリアヌス帝の私邸Villa Adriana遺跡。
(バカンスブログ:https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/archives/villa-adriana.html )
ざっくりなあらすじ(シネマトゥデイより引用:http://www.cinematoday.jp/movie/T0016992)
ユニークな浴場を作り上げ、一気に名声を得た古代ローマの浴場設計技師ルシウス(阿部寛)は、
剣闘士の傷を癒やすための浴場建設の命を受け頭を悩ませていたところ、またもや現代の日本へ
タイムスリップ。
そこで風呂雑誌の記者になっていた真実(上戸彩)と再会を果たすも、やがてローマ帝国を
二分する争いに翻弄されることになり......。
(↓公式サイトより:http://thermae-romae.jp/ )
ルシウスを演じる阿部さんの演技にクスクス笑いながら観ました。
観終わった後は、なんだか平和だな~という脱力感とローマ好きとしては、映画の舞台となった
古代ローマへタイムスリップしてみたい!な気分に。
政治や経済が安定してこそ生じる文化、文明。当時のその豊かさを見てみたい!と思いました。
この映画に関連して少し前に読んだのがテルマエ・ロマエ原作者ヤマザキマリさんの「男性論」。
著者の理想の男性論。
古代ローマ人のハドリアヌス帝、ルネサンスの寵児ラファエロ、現代人スティーブ・ジョブズまで。
著者の半生と合わせながら男性論から女性論へ展開し、日伊の比較文化論、最後は
「ボーダーを越える」という章へ繋がります。
著者が感じる現代日本への不安、危惧なども語られ、その中では「なるほどね」と思うことや
「置かれた場所で咲かない」とか、ちょっと自分の中でも反芻して考えさせることも色々で
楽しく読みました。
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おまけのパリは美しいサンダルをBelle et Bonneで(^_^)/~
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