
See you next year☆
<スキーバカンスブログ@オーストリア>
怪我なく事故なくスキー合宿(バカンス)終了でパリへ帰る日、朝カーテンを開けるとこの天気。
陽光燦々、今回滞在中で一番の天晴!
K「えー、ずるい!なにこの好天、晴れっぷり!昨日の濃霧とは別世界」
夫「今日からの1週間は、ずっと晴れで気温も10度超えてくるらしいよ」
K「あと1週間滞在が遅かったらその中で滑れたのに〜」
朝食後、last-minute shoppingに出かけてホテルへ戻ってくると、ホテルスタッフのエッカード君が、
「おかえりなさい。今日からテラス席再開です♬パリに戻る前の最後のランチはテラスでいかが?」と。
この界隈ではゲレンデを臨むテラスがあるホテルは少ないので、ホテル宿泊以外のお客さんもランチに訪れる人気スポットで、ピーク時間はテーブル争奪戦です。
と、多くの人に人気のテラスなのですが、暖房がないので晴れていてもずっと座っているとかなり冷えます。なので基本的には皆さんスキーウェアの上下を着込んでランチ。
荷造り完了でスキーウェアもしまった私達は室内で最後のランチをいただこうと、いつものテーブルへ。
夫「ここに座るといつも視線を感じてたこの人は誰?なんの聖人?」
K「ブドウ持ってるからワイン?」
ホテルオーナーによると、この方は聖ウルバヌス。
ワイン農家とワイン造りの守護聖人として信仰されていて、オーストリア・ドイツのワイン生産地では祈りの対象となっているそう。
うーん、美味しそうな香り。
ランチは時々こうしてシェフがメイン料理のデモンストレーションをしながら提供。
サラダバーの後、海老&リングイネの前菜をいただく。
ラッキーなことに、この日のメイン料理は、大好きな仔牛肉のクリーム煮。
ユニークだったのは、サイドメニューが「蕎麦」だったこと。。
ホテルでの最後の食事、グッバイランチがまさかのオーストリア&ジャパンのコラボメニューとは☆
夫「俺、サラダバーも前菜もいらない。パスタだけでいい。ミートソース作ってもらおう」
K「えっ、パスタだけなんて具合悪いの?大丈夫??」
夫「ちょっと食欲ない...」
K「しかもここのパスタって知ってると思うけど、高度のせいでアルデンテにならないから美味しくないよ。給食だよ、ソフト麺だよ」
夫「知ってる。消化に良さそうな、あのソフト麺が食いたい」
K「・・・。」
夫がこんな風に食欲をなくすのは数年に1回あるかないか?!な滅多にないこと。
パリまで無事に帰れるのだろうか...と、ちょっと心配になってきました。
食欲のない夫とは逆に、私はパリに戻れる嬉しさと安堵感で食欲旺盛でデザートもしっかりいただきました。
例のデンマーク風のストロベリー&ウォールナッツアイス2スクープ☆
最後だから!とチョコレートソースは遠慮なく。
こうして最後のランチをいただいた後、お世話になったホテルスタッフの皆さん、オーナー夫妻へ挨拶&お礼まわり。
すると皆さん最後に「See you next year!」と。
社交辞令なんだろうか?いや、妙に皆さん確信に満ちた表情のような...と思いながら帰りのバスに乗り込みました。
車窓から眺める景色に、そこもあそこも滑ったな〜と。
今回も幸い高山病にはならなくてよかった...。
他人事ではなく普通にあることで、過去に夫も経験していますし、ホテルのゲスト達もブラジルなど遠くからやってくると体も疲れているのでそのリスクは高め。
K「皆また来年!って言ってたけど、来年はどうするかまだわかんないよね〜。ここでもう10年滑ったしねぇ」
夫「来年の予約入れておいたよ」
K「・・・。」
もう来年の合宿スケジュールも決まっているなんて!!
と、またいつも通りとは言え衝撃を感じながらバスに揺られて降る山道。
下るほどに下界に戻ってゆく感じ。
来た時と比べると雪がだいぶ増えましたね。
でもこれからの晴天、気温の高さを思うと春は早そうです。
まだまだ私には来年のスキーについては考えられないけれど、楽しく素敵な仲間たちにはまた元気に会いたいです☆
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