
雨の行天宮☆
<台湾バカンスブログ>
只今絶賛Rainy Seasonの台北、いくら自称晴れ女ケーコでもそんな季節の中で毎日晴れにすることは難しい!?
さっきまで晴れていたのにスコールのような激しい雨の中、やって来たのは『行天宮』。
中山区にある「商売繁盛」「仕事運アップ」「学業成就」の神様として有名なお寺です。
ご本尊は「関聖帝君」(関羽)、三国志の英雄・関羽が祀られたお寺。
三国志ファンには言うまでもないことですが、関羽といえば類稀な名武将。
裏切りが日常だった三国時代で、最後まで節を曲げずに劉備に忠誠を尽くした関羽はまさに信用の神、すなわち商業の神様として厚く信仰されています。
その人気ぶりを目の当たり!と感じたのは、こんなに激しい雨の日なれど、地元っ子たちがたくさんお詣りに来ていたこと。
たまたまこの日は、ミサのような特別な時間帯だったようで、お坊さんが現れるやお経を唱え始めると、皆一緒に手を合わせ、お祈りスタート。
正しい作法はわからぬ私もとにかく手を合わせて静かにお祈り。
行天宮のユニークなポイントは、無償のお祓いのような儀式「收驚」(しょうじん)が体験できること。
台湾では人が何かに驚いたり、強いショックを受けたりすると魂が抜け思考が停滞し、動きが悪くなり、そのままでは不運や病気に見舞われると考えられているそう。
そこで「収驚」を受けて魂魄を取り戻すことによって精神が安定して元気になると。
一際賑わうこの日はその行列も長かったので諦めましたが、また次回訪れた際に是非トライしてみたい「收驚」です。
ところで台北の梅雨、空模様ですが、今回私が経験している感じでは、ずっと降り続けることはなく、突然降る → 止む → 蒸し暑い、の繰り返し。
そしてメトロも室内のどこもかなり冷房が強いので、雨で濡れた後だととても体が冷えます〜。
寒がりな私には巻物、羽織もの(ユニクロのUVカットパーカー大活躍)が手放せません。
でも地元・台湾の皆さんを観察していると、慣れっこなのか?結構薄着のまま。
レインコートなんて着ていない。(着たらサウナスーツ?!)
生涯にわたって「五倫(父子の親、君巨の義、夫婦の別、長幼の序、朋友の信)、八徳(仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌)」を堅守した関公(関羽)をしっかりお詣り。
偶然にも八徳は、往路の機内で見た映画「八犬伝」のストーリーと重なり、思いが深まりました。
こうして行天宮を出る頃、激しい雨は止んでいました。
*****プチっとパリ******
21時でもこの明るさ。
ARCHIVE
MONTHLY