
伊豆・指月殿☆
夫「指月殿って知ってる?この辺りの名所のひとつらしいんだけど」
K「知らなーい。行ってみよう!そもそもなんて読むの?」
夫「しげつでんだって」
とかなんとか言いながら訪れたのは、歴史好きにはたまらない、ちょっと隠れた名所的な『指月殿』(しげつでん)。
修禅寺から桂川を挟んで相対する鹿山の麓にあります。
修善寺で暗殺された源頼家の冥福を祈って母の北条政子が修禅寺に寄進した経堂で、伊豆最古の木造建築物といわれています。
「指月」とは経典を意味し、禅家(禅寺、禅僧)が愛用している不立文字(悟りの内容は文字や言説で伝えられるものではなく、 仏の教えは師の心から弟子の心へ直接伝えられるものであるという以心伝心の境地、禅の核心を示す言葉)を解く言葉。
本尊の釈迦如来坐像は、寄木造りで高さ203センチ、持ち物がないはずの釈迦像が右手に蓮の花を持っているのが特徴。
The武士社会な鎌倉幕府のイメージとは対照的な、こぢんまりとしながらも気品のある佇まいに静かな愛と祈りが感じられました。
心静かにお詣り。
鎌倉幕府ゆかりの地が伊豆に点在しますが、ここもそのひとつだということを今回改めて知りました。
指月殿の奥へ進むと頼家のお墓と十三士のお墓がありました。
頼家は父・頼朝の後を受けて家督を継ぐも大きく揺れ動く時流の中で政争に敗れ、在位わずか6年でこの修善寺に流され、祖父である北条時政の手で入浴中に暗殺された伝わります。(享年23歳)
頼家と運命を共にした十三士のお墓の前に立つと、忠義と覚悟が感じられるような...。
以心伝心を占う「お伺い石」。
想い込めて持ち上げて軽く感じたら想いが伝わる、重く感じたら想いが叶うように指月殿に祈願しましょうと。
K「よし、やってみよう!」
夫「あ、思ったより軽い」
K「え?想い叶ってますよ。じゃ、私もやってみます」
K「おっもーーー。小さいのにめちゃくちゃ重いんですけど」
歴史散策好きなら、ここだけで小さな鎌倉時代講義が楽しめる指月殿でした。
おまけの静岡グルメ☆
このパーコー麺は、旨い!と夫は感激。
*****A Little Side Note*****
クラシックで素敵なオープンカー☆
こんな車で南仏ドライブしてみたい〜な妄想で眺めました。
日本の暑い夏のオープンカーでは、渋滞にハマるととてもしんどい...。
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