Hans Memling(ハンス・メムリンク)展
今日はローマブログを☆
大統領官邸、Palazzo del Quirinale(クイリナーレ宮殿)の前の広場に来るとたくさんの人が
集まってました。
吹奏楽団が奏でる音楽が聞こえたきた官邸前。
西日を受けながら次々と演奏される有名なマーチをしばらく聴き入りました♪
そしてこの日が何の日だったのかわかりませんが、制服を来た人たちが広場に集まってきて、
記念撮影をお願いする人や家族らしき人たちに囲まれて誇らしげな顔の皆さんの姿で
溢れていました。
そもそも制服は普段より3割増ぐらいカッコ良く見える(制服マジック!)けど、特に個人的
にはイタリアの制服は全般的にカッコイイ!と思う。
このクイリナーレ広場挟んで大統領官邸の向かい側にあるのがScuderie del Quirinale。
ここ何年かローマに来るたびに訪れている場所の一つです。
毎回タイミング良く興味をそそられる特別展が開催されているのですが、今回は
Hans Memling(ハンス・メムリンク)展が開催中でした。
(絵画画像はオフィシャルサイトより引用 http://www.scuderiequirinale.it/Home.aspx)
メムリンクは、15世紀後半の初期ネーデルランド絵画期にブリュッヘ(現ブリュッセル)
で活躍した画家。
ファン・エイクの跡を継ぎ、初期フランドル派の絵画技術を発展させました。
ドイツ出身でありながらベルギー・ブルージュの市民権を得て画家として大成し、ブルージュに
骨を埋めました。
以前ブルージュを旅行した時に「メムリンク美術館」を訪れたことを思い出し、今回ローマ
で観れる♪と思って訪れました。
とにかく一枚一枚の線描が細密。
涼しげでエレガントな印象の中から温和で甘美な部分も感じられてとても独特だな〜
と感じる画家の一人です。
作品の多くは宗教画と肖像画。
国内外の教会、商人、貴族たちから人気を得たメムリンクは、40代半ばには十分な資産を
築くほど成功した画家だったそう。
受胎告知は、白が基調でなんとも清廉★
このシーンでマリア様が着ている衣服が珍しく真っ白で花嫁のような初々しい美しさが
とても印象に残りました。
今回は残念ながらメムリンク美術館にある、代表作「聖ウルスラ伝の聖遺物箱」はありませんでした。
それはちょっとガッカリだったものの、毎回最後にこの建物の中から眺めるローマの景色に
うっとり♡
Scuderie del Quirinaleは丘の上のあるので、とても眺めがよく、ローマを一望できる場所の一つ。
暮れてゆく空をずっと見ていたかったです。
おまけは「La Belle et La Bête 」をBelle et Bonneで
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-432.html
à demain(^.^)/~~
<INFO>
Scuderie del Quirinale
Via XXIV Maggio 16, 00186 Roma
06 3996 7500
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