
エスプリ ディオール展★Diorの世界
只今銀座で開催中のモードな展覧会、Esprit Dior(エスプリ ディオール - ディオールの世界)
へ(遅ればせながら)行ってきました。
とても寒かったので、ディオールのロングファーマフラーをグルグル巻いて♪
ニット帽もマスト...。
地上3階、地下1階の4フロアに広がったディオールの軌跡と世界★
ムッシュ・ディオールからラフ・シモンズまでの眩いクリエイションを日本で身近に観れるなんて
スゴイ!と感激でした。
まず1階フロアで目を引くのは、1947年に発表された初のクチュールコレクション、バー・スーツ。
ウエストがくびれ、ヒップが強調されたお花のような女性らしいシルエット。
クリスチャン・ディオールがデザイナーになる前は画廊を経営し、建築とアートに造詣が
深かったと知りました。
クリスチャン・ディオールのプロフィールを追っていくと、アンリ・マティスやジョルジュ・
ブラックなどの芸術家と交流が深く、お互いに創造力を刺激し合っていたこともあり、
後々もずっとアートとメゾンのインスピレーションが密接な関係にあった事を知りました。
中でも葛飾北斎の浮世絵をモチーフにしたジョン・ガリアーノのドレスはインパクト大。
他にも日本趣味を感じるものをいろいろ見つけました。
例えば着物の抜き襟を連想するデザイン。
パリの老舗メゾンに日本文化も影響を与えていると思うと、そんな日仏コラボが嬉しい♡
写真家パトリック・デマルシェリエの作品も素敵で、それらの写真とともに本物ドレスを
間近で細部まで鑑賞できる贅沢な展覧会。
ラフ・シモンズによるイヴニングドレスは18世紀の宮廷ドレス風。
パールがかった美しいドレスで、その写真は絵画のよう★
割れた鏡がフロアに広がっているのも素敵な演出。
デジタルアートの展示や写真集などが閲覧できるライブラリーもあり、バラエティに富んだ
マルチメディアな展示は刺激的でした。
これ!香水J'adore(ジャドール)でもシャリーズ・セロンがCMで着ていたドレス♡
ゴールドのスレッドが巻かれたネックが印象的な香水瓶。
ドレスは、その香水のイメージそのまま。
自然モチーフ、お花モチーフもディオールらしい♥︎
ムッシュ・ディオールはノルマンディー出身。
パリへ移ってからもバカンスにはノルマンディーに戻っていたそうなので、ノルマンディーの
自然からのインスピレーションもたくさんの作品に活かされていることを感じる!
そして驚くのは、ムッシュ・ディオールがデザインしたものとラフ・シモンズがデザインした
ものに時差がないというか、50年代のドレスを見ても今でも着れる!着たい!!と思わせる
ものばかりで、メゾンの一貫したエスプリを感じました。
個人的に一番好きだったドレスは、こちらのプチ・ソワール・ドレス。
残念ながら私のカメラではキレイに撮れませんでしたが、装飾はミニマムなのですが
ラインがとにかくキレイで、これを着たら...♡とドレスの前で妄想ワールドに浸りました。
ディオールが他と一線を画している...と感じるのは、やはりそのリュクス感とエレガンス。
戦後の大舞踏会時代に発表されたドレスの数々は、暗い戦争の反動なのか?
まるでお伽話のプリンセスや女王様が着そうな夢のようなドレスが作られていたことを知り、
その時代にタイムスリップしてパーティーに侵入してみたい...と、更なる妄想が止まらない!
だって〜、こんなバックコンシャスは素敵過ぎる♡
地下1階がなにやら賑やかな様子♪
降りてみると、そこではアトリエの職人たちによるデモンストレーションが行われていました。
一流メゾンものは、お値段が高い。
でもこうしてひと針ひと針と丁寧に作られている様子を見ると高くて当然、
職人技&アートだもん!と感じさせられます。
楽しくてフロアを上へ下へと何往復もしてしまいました。
最後に読んだムッシュ・ディオールの言葉は印象的☆
『わたしの夢は、女性をより美しく、より幸せにすることだ。』
「女性」の部分を「妻」にして夫の座右の銘にしてもらおう!とメモメモ。
すっかり興奮してしまい来る時はマフラーぐるぐる巻きで寒いよ〜と入ってきたのに、
出る時は興奮して熱い気持ちになりました♥︎♥︎♥︎
でもこうして油断して風邪引くパターンなので気をつけないと...。
おまけのパリ&東京は「ペニンシュラ!」をBelle et Bonneで
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-458.html
à demain(^.^)/~~
<info>
エスプリ ディオール - ディオールの世界
期間:2015年1月4日(日)迄
開催時間:10:30~20:00 (最終入場時間 19:30)
※2014年12月11日(木)、2015年1月1日(木)は休館。
住所:東京中央区銀座3-5-8 玉屋ASビル
※入場無料
問い合わせ先
0570-050-121
ARCHIVE
MONTHLY