
ルーヴル散歩
夫婦揃って今日は特に予定無し...。
そんな日に年間パスポートを片手にブラっと通うようになったMusée du Louvre(ルーヴル美術館)。
前回晩秋に訪れたのは、まずは彫刻部門でした。
自然光を取り入れた吹き抜けの天井はいつ来ても明るく解放感があって好きです。
オルセー美術館にいるFrançois Rude(フランソワ・リュード)のNapoléon s'éveillant
à l'immortalité(永遠に目覚めるナポレオン)がココに?!
贅沢にポンポンポンと置かれた彫刻たちをじっくり眺めていると対話ができそうな気が♫
K「ナポレオン、あなたはやっぱり小柄ですね〜。ホントは身長何センチ?」
N「・・・」
K「イケメンや頭脳明晰なインテリな人は小柄な人も多い。私は好きですけど好かれません。」
N「大きい女、嫌い...」(そんな声が聞こえた気がした?!)
こちらもフランソワ・リュードのJeanne d'Arc ecoutant ses voix(神の声を聞くジャンヌ・ダルク)。
彼女にはどんな声がどんな風に聞こえているのか...?
Jean-Jacques PRADIER(ジャン=ジャック・プラディエ)のLes Trois Graces(三美神)。
ギリシア・ローマ神話の三人の女神は多くの絵画や彫刻など扱われるテーマ。
誰が一番美人かな〜?と思いながら眺めることが多い作品。
約20年前に初めて見た時は、とにかくそのインパクトに驚いた中世フランスの彫刻「フィリップ・ポの墓碑」。
安置された遺体を葬儀に参列した実物大の泣き男を呼ばれる彫像たちが運ぶ姿がリアルで
しばらく動けなくなった彫刻。
彫刻部門の後、昨年リニューアルオープンした工芸品部門へ。
約10年もの工事期間を経てのリニューアルした「ルイ14世からルイ16世治世のフランス式
生活様式の展示室」も比較的空いている部門★
以前はあまり私も興味はなかったものの、年々これらのインテリア、アンティーク、装飾を
見るのが楽しくなってきてます。
テーブルセッティングを実際の銀食器を並べて再現★
シルバーは黒ずむからお手入れが大変そう...。
なんて思ったらシルバー食器を持つ資格なし!?
ヴェルサイユ宮殿のように部屋から部屋へと繫がる展示は、18世紀の建築様式だそう。
ちょっと暗い展示コーナーの光を浴びてキラキラしていたこの箱は?と思ったら、
「嗅ぎタバコ入れ」でした。
タバコをこんな綺麗で贅沢な小箱に入れていたと思うと、なんともエレガント!
こういうインテリアに囲まれてちょっと生活してみたい♡と妄想。
K「アンティークっていいよね〜♫」
夫「実際椅子とか座り心地が悪かったり、壊れやすいものもあるし、メンテ大変。」
現実に引き戻される...。
マリー・アントワネットの書物机には、日本の漆のパネルが中央に貼られていました。
当時のヨーロッパではオランダの東インド会社経由の日本の漆が最高級品として扱われていたそう。
マリー・アントワネットが日本の伝統工芸に触れていたと思うとちょっと感慨深い。
ルイ14世からルイ16世の時代、その傍らにはポンパドゥール夫人やマリー=アントワネットが
贅沢にフランス宮廷の花のように生きた時代の装飾美術を目の当たりする充実の工芸部門です。
またパリに戻ったらルーヴル散歩に出かけたいと思います♫
おまけのジャポンは「作ってみました...」をBelle et Bonneで
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à demain(^.^)/~~
<INFO>
Musée du Louvre(ルーヴル美術館)
99, rue de Rivoli 75001 Paris
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