
フランソワ一世
歴代フランス王の中で人気のある王の一人が、フランソワ一世。
と言われても、私がフランソワ一世についてあれこれ知り始めたのはやはりパリに
暮らしてから...。
フランソワ一世との出会い(?)は、パリに来てわりとすぐにロワール地方のお城巡り
をしたのがきっかけ。
(一番好きなお城は、シュノンソー城)
フランソワ一世は「建築王」と言われるほど、いくつも美しいお城を造り、関わった人★
ちょっと昔のアルバムを見ながら記憶を辿ってみると、まずはアンボワーズ城。
フランソワ一世が子供時代から青年時代を過ごした場所で、様々な出来事を通し深い繋がりのある
お城。
レオナルド・ダ・ヴィンチを呼び寄せ、数年間住まわせたお城としても有名です。
そして16世紀に王族が好んで暮らしていたブロワ城。
ジャンヌ・ダルクがオルレアンからイギリスに向けて軍を出発させる前に、ランスの大司教
から祝福を受けた場所でもあります。
最も有名な建築は、この螺旋階段★
個人的には一度見たら忘れられないと思っているヴィランドリー城。
フランソワ一世の財務大臣ジャン・ル・ブルトンが建てたルネサンス様式の美しいお城です。
なんといってもこの幾何学模様の庭園が素晴らしい!
私が訪れたのは、ちょっと肌寒さを感じる7月の初めでしたが、初めて見たこの光景の感動は
つい先日のことのよう...。
そしてその大きさ、広さに驚嘆のシャンボール城。
フランソワ一世のために造られたお城です。
建築にはダ・ヴィンチが関わっていると言われてますが、印象に残るのは幅広な螺旋階段。
それは二つあるので、相手に出会うことなく3階まで昇り降りができるというもの。
そしてまだ記憶も新しい昨年秋にYMご夫妻と訪れたフォンテーヌブロー城ともゆかりの深い
フランソワ一世。
(関連ブログ⇒ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/archives/post-235.html )
今年で戴冠500年というアニバーサリーイヤーで、各ゆかりの地では記念に因んだイベントが
色々開催予定だそう。
だからというわけでもないのですが、昨日から読み始めたのが
「フランソワ一世 〜フランス・ルネサンスの王〜」(ルネ・ゲルダン著、辻谷泰志訳)。
この本は自伝なのですが、読売新聞のオンライン「よみうり堂」によると(以下引用)
本書は3部構成を採っている。
誕生から即位までの21年。
母親ルイーズと姉(エプタメロンを書いたマルグリット)に溺愛され甘やかされた若者。
次が即位からカンブレーの和平までの14年。カール5世との宿命の戦いが始まる。
運命の悪戯で、フランソワはパヴィアの戦いでカールの捕虜になる。
和平に漕ぎ着けたのは、ルイーズとカールの叔母のおかげだった。
男たちの盲目よ! 最後は死までの18年。
レオナルド・ダ・ビンチを招聘し(おかげでフランスはモナリザを得た)、
フォンテーヌブローの森に惹かれたルネサンスの王。
しかし、カールとの争いは止まない。
フランソワはスレイマンと結んで対抗するのだが。
という内容・構成だそう。
家系図や肖像画、付録解説も豊富です。
時代は、大航海時代の16世紀前半のヨーロッパ。
ヘンリー8世、カール5世、フランソワ1世が三つ巴で争い、そこにスレイマン大帝や
メディチ家のレオ10世が絡むという歴史的には面白い時代。
その中でフランソワ1世はどう生きたのか気になって手にした本です。
まだ読み始めなのでなんとも言えませんが、久しぶりに重くて厚い本です。
遅読ですが、頑張って早く読み切りたいと思います!(^^)!
おまけのパリは、「English Tea Shop」をBelle et Bonneで
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-533.html
à demain(^.^)/~~
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