
ジャンヌ・ランバン回顧展@ガリエラ
この春、気になっていたモード展☆
LANVIN(ランバン)の創始者、Jeanne Lanvin(ジャンヌ・ランバン)回顧展を観に
パリ16区のパリ市モード美術館・Palais Galliera(ガリエラ宮)へ行ってきました。
毎回ステキなモード展を開催しているPalais Galliera(ガリエラ宮)。
この日はエントランスで何やらモードな撮影中。
カメラマンの指示にしたがって、軽やかにポージングを決めるモデルさんを横目に館内へ。
LANVIN(ランバン)というブランドについて、ほとんどその歴史など知らなかったので
先入観や思い入れもなく観たことが、かえって私にはとても新鮮で感動がありました。
という訳で記念にカタログを購入。
(以下の画像は購入したカタログより)
メゾン創設は帽子デザイナーだったジャンヌが娘のために作っていた服が話題となり、
顧客から子供服の注文が殺到したことがファッションデザイナーとしての始まりだそう。
そして生涯にわたりジャンヌのミューズとなった娘。
あのランバンのロゴマークは、そんな母娘が舞踏会で踊る2人の写真をもとにデザイン
されたものだと知りました。
デザインスケッチもとても微笑ましく、ステキで、見ているとちょっと涙が出そうな気持ちに...。
母と娘の絆は、他にはない強さ・愛あるものだと思う。
そう思うと、ランバンというブランドに急に温かみも感じられ...。
たくさんのブラックドレスが展示されていましたが、どれもシック。
刺繍やスパンコール、スワロフスキー使いが豊富で細かいこと細かいこと☆
それらは一点ずつ丁寧に手でつけられたと思うと、不器用な私には溜め息しか出てこなかった
のですが、とにかく綺麗。
真っ黒なドレスの他に、黒との組み合わせ、コントラストを楽しむドレスも。
また、ブルーの美しさに魅了されたジャンヌは、自ら染色工場を作るなどして染料研究もし、
「ランバンブルー」をはじめとする美しいブルーが生まれたのだそう。
昨年メゾン創設125周年を迎えたというランバン。
現在まで続くクチュールメゾンとしては一番歴史が古いのだそう。知らなかった...。
今回の展覧会のディレクションは、現ランバンのアーティスティック・ディレクターの
アルベール・エルバス氏が担当。
ランバンのアイコン的モチーフ「リボン」のドレスも色々ありました〜♥️
他にも帽子やアクセサリー、子供服、ウエディングドレスまでが見やすく展示。
でもどのドレスもエレガントで、奇をてらった奇抜さも極端なセクシーもなく、
どこまでもシック。
着る人によっては、これはちょっと下品になってしまうかも?というようなものがないというか
全ての女性をシックな淑女に見せてくれそうなドレスばかり★
女性デザイナー、ママデザイナーだからこそのクリエイションなのかもと感じ、
今まで観たモード展とは何かが違う...そんな漠然として印象ですが、イイもの観た!
と後味がとても幸せな気分でガリエラ宮を後にしました。
そしていつものように、鉄の貴婦人・エッフェル塔を眺めながらガリエラ宮のお庭で余韻に
浸りました♡
おまけのパリは、「LIDOのドキュメンタリー」をBelle et Bonneで☆
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-606.html
à demain(^.^)/~~
<info>
Palais Galliera - Musee de la Mode de la Ville de Paris
(ガリエラ宮 パリ市立モード美術館)
10 avenue Pierre Ier de Serbie 75116 Paris
http://www.palaisgalliera.paris.fr/fr
*Jeanne Lanvin(ジャンヌ・ランバン)回顧展は2015年8月23日まで
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