ゴッホゆかりのラヴー亭
今日は先日のプチ旅行ブログの続きを☆
ゴッホが晩年を過ごしたAuvers-sur-Oise(オーヴェル=シュル=オワーズ)の町には
絵に描かれた風景や建物があちこちに点在していて、町の広場前にある小さな町役場もその一つ。
この日はとても良い天気だったのですが、雲の流れが早く、しばらく見ていると
あのゴッホの描くグルグルした絵に見えてきました(@_@。
広場を挟んで、その町役場の向かい側にあるのがゴッホが人生最後の10週間を過ごした
Auberge Ravoux(ラヴー亭)。
当時はワインバーだった1階はカフェ・レストラン、2階がお土産売り場、3階の屋根裏部屋の
ひと部屋がゴッホが住んでいた頃に近いカタチで復元され、Maison de Van Gogh(ゴッホの家)
として公開されています。
入口は道路に面した側ではなく、建物の裏側。
そこには白いアジサイがキレイに咲いていました。
どうでもいいことですが、白いアジサイが大好きです♡
建物に入るまで緑のツタと白い花々に囲まれてステキなエントランスが続きます。
ゴッホは、ラヴー亭の家具付きのすごく小さな屋根裏部屋に下宿をしていました。
ゴッホの死後、次々と所有者が変わり、建物の風情やワインバーの活気は失われていった
そうですが、1987年にInstitut Van Goghの創設者・Dominique-Charles Janssensさんが
購入し、大改修。
(屋根裏部屋は撮影禁止のため、この写真は絵葉書より↓)
ゴッホが住んだ部屋は、天窓のある7㎡という狭さの簡素なものでした。
こうしてゴッホの部屋を見学した後、いい感じにお腹もすき、予約しておいた1Fのレストランへ。
入口にはピアノや19世紀当時のラヴー亭の写真が飾られていたり、私達の座ったテーブル横
の壁はワイン棚と書籍コーナーになっていました。
その中に日本の方が書かれた本も☆
表紙に描かれているのがラヴー亭。
12時スタートのデジュネは、あっという間に満席。
観光客だけでなく、地元の方も訪れている様子で、とても賑やかになりました。
まずは前菜☆
写真は左上から時計まわりに、ガスパチョ、エスカルゴのフリカッセ、賑わう店内、
色々キノコのソテー。
みんなのお皿をそれぞれ味見させてもらうと、どれも美味しくてビックリ!(^^)!
前菜と一緒にサーブされたシンプルサラダも美味しくて〜ッ(^u^)
メインの肉料理は、全てお鍋入りで登場。
鍋ごと出てくると食欲を刺激されるし、いかにも「フランスのごはん♫」という感じがして
好きです。
Magret de canard(マグレ・ド・カナール)の煮込み☆
マグレ・ド・カナールは、フォワグラを取るために肥育したガチョウ・鴨の胸肉。
甘く煮込まれた野菜も美味。
魚料理のスズキも美味しかったです☆
下にはコンソメスープと白菜?やブロッコリー、トマトなど。
パリなら切り身は1つでしょうが、ちょっと田舎へ来るだけでお値段はリーズナブルに、
ボリュームはアップするお料理たち(^u^)
写真が切れてしまってますが、YMご夫妻がオーダーした Gigot d'agneau de lait(ジゴ・ダニョー
ド・レ 乳飲み仔羊の腿肉)の付け合わせのポテトグラタンが、これまた美味しくて芋好き
夫婦は遠慮なくモリモリいただきました(^u^)
デセールもボリュームがありました。
おばちゃんの手作り風のお米のデザートRiz au lait(リ・オ・レ)、梨のスープはとろとろ♡
タルトタタンは、想像以上の大きさで1ピースに林檎何個分?!な感じ。
フレッシュクリームをたっぷりのせて、酸味を効かせていただく(●^o^●)
ゴッホが最後に暮らした家を見て、彼が食事をしたであろう場所で自分がこうして食事を
していると思うと、ちょっと不思議な気持ちになりました。
たぶん見える景色、彼が感じた光も今ともあまり変わりないのだろう...。
美味しくて食べて、ラヴー亭、オーヴェル=シュル=オワーズの町を後にしました。(続)
おまけのパリは、「ブレスレット、作りました」をBelle et Bonneで☆
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à demain(^.^)/~~
<info>
MAISON DE VAN GOGH - AUBERGE RAVOUX
(ゴッホの家・ラヴー亭)
52 Rue du Général de Gaulle, 95430 Auvers-sur-Oise
01 30 36 60 60
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