
クレーム・シャンティイたっぷり♥︎
今日も昨日に続くプチ旅行ブログを☆
シャンティイ城の敷地はとにかく広大。
お城の周囲には17世紀~19世紀に段階的に造られた異なるタイプの庭園が広がってます。
ヴェルサイユ宮殿の庭を手掛けたル・ノートルによるフランス式庭園、
ヴィクトール・デュボワが手掛けたイギリス式庭園、また農村の集落をまねたHameau
があり、その間を運河が縦横に延びています。
(こちらの画像は、記念に購入した解説モノグラフより↓)
私達が目指したのはLe Hameau(ル・アモー)と呼ばれるエリア。
森林浴をしながらの気持ちいい散歩。
緑がキレイ、風が爽やか、最高のお散歩日和。
カモファミリーも楽しそうに散歩中。
18世紀末に自然と自然の持つ魅力への回帰というジャン・ジャック・ルソーの思想が
広まり、その考えに基づいてコンデ公・ルイ・ジョセフによって建てられたのが、こちらの
小さな疑似集落・Hameau(アモー)。
当時はお城から離れて田園生活を楽しむというスタイルが流行り、田舎の家を模した家を
建て、菜園で収穫した食材でのパーティーなどを楽しんだそう。
その後マリー・アントワネットがこのシャンティイのアモーを真似てヴェルサイユ宮殿に
あの隠れ家「トリアノ ン」を建設したそうです。
そして私達がデジュネをしたのは、風車が目印のこちら。
裏へまわると芝生の上にオープンテラス席。
気持ちのいい五月晴れの中、木の木陰の下のテーブルでデジュネとは最高に気持ちイイ♫
乾いた喉には、珍しいルバーブの発泡酒と意外にドライな梨のシードルで乾杯。
デジュネは、みんなでシェアしながら。
砂肝のコンフィ入りサラダ☆
パテ、リエット、鴨肉、生ハム・メロンなどの盛り合わせ。
ボリューム満点☆
そしてシャンティイに来たら絶対に食べておかなくては!!と思っていたのが
この地が発祥と言われるCrème Chantilly(クリーム・シャンティイ)。
このクリームを発明したのが、シャンティイ城の宮廷料理人・Francois Vatel (フランソワ・ヴァテール)。
当時、生クリームに砂糖を入れて泡立てるという発想は斬新なもの☆
というワケで、苺にたっぷりの本場のクリーム・シャンティイをいただいてみると〜、
おいし〜♡♥︎
フワっと溶ける軽いだけ、時間が立つとへたるクリームとは別物。
テクスチャーはモチっとしっかりしてるのに、しつこさはなくて、意外とペロっと食べれる
危険な美味しさ。甘過ぎず、ほんのり感じる酸味が良い感じ(^u^)
店内に貼られた作り方を読んでみると、Non Pasteuriseという無殺菌クリームを使用し、
グラニュー糖と粉糖を混ぜて作るのだそう。
苺のカスタードタルトにクレーム・シャンティイたっぷりでいただくと、言うまでもなく
ゴージャスな美味しさに☆★
ところで、こんなに美味しいクリームを発明してくれたヴァテールさんは、お菓子だけでなく、
歴史に残る料理人☆
でもその最期はあまりに気の毒。
コンデ公が太陽王・ルイ14世を招待しての大パーティーを仕切ったヴァテール。
最後にスペシャルな魚料理を披露する予定だったのに、天候不良で魚が不足の事態に。
天候不良も考慮して手を尽くしていたにも関わらず魚は届かず。
絶望した彼は、祝宴の計画が破綻したと思い、自室に戻って剣を抜いて自分の体に3度
突き刺して自殺(>_<)
なのに、、ヴァテールが自殺をはかったほぼ同時刻にたくさんの魚が城に到着し、祝宴は
予定通り進められ、大成功に終わったのだそう...。
そんな料理人としての責任感とプライドの高さには敬服するばかり。
我が家でも友人を招いての食事会はよくする方だけど、その中での度重なる私の失敗を
考えたら命がいくつあっても足りない...(ー_ー)
(シャンティイ城の前ではアイスクリーム&クレーム・シャンティイのトラックも↓)
気持ちいい空気と緑の中で楽しんだ美味しいデジュネ、記憶に残るクレーム・シャンティイでした。
クレーム・シャンティイを食べるためだけでもまた行きたい♫
おまけのパリは、「ピクニックシーズン」をBelle et Bonneで☆
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à demain(^.^)/~~
<info>
Le Hameau(ル・アモー)
Terroirs et Chateau(シャンティイ城公園内)
BP 80411 60635 Chantilly Cedex
03 44 57 46 21
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