パリでジャン=ポール・ゴルチエ展@グラン・パレ
4月からパリ8区にあるグラン・パレ(Galeries nationales du Grand Palais)で始まった
Jean Paul Gaultier(ジャン=ポール・ゴルチエ展)へ行ってきました(*^^)
この展覧会は、昨年1月にカナダのモントリオール美術館で開催され、その後にダラス、
サンフランシスコ、マドリード、ロッテルダム、ストックホル ム、ブルックリン、ロンドン、
メルボルンを経て、ようやくパリに☆
開催前から何かと話題になっていたモード展覧会。
1970年から2013年までゴルチエがデザインしたオートクチュール、プレタポルテ、デザイン画、
舞台衣装などをたっぷり展示した集大成的回顧展。しかも会場では撮影可☆
それぞれのコーナーに魅せる趣向が凝らされ、視覚的にとにかくオモシロイ展示でした!
10章からなる回顧展の最初に展示されていたのが、ゴルチエの原点とも言える作品。
それは少年ゴルチエが初めてお気に入のクマさんのぬいぐるみに作ったブラジャー。
まだ洋裁について習っていなかったのに、そのブラはしっかりバイアスカットになっているそう!
ズラリと並んだボーダーを着たマネキンたち。
驚いたのが、そのマネキンたちの顔が動いてること、表情がある(@_@。
その真ん中では、マネキンのゴルチエがしゃべっている!
マネキンの顔の表情にはプロジェクションマッピングを使っていたのでした。
自然に瞬きをしたり、笑ったり、ウインクをしたりですごくリアル!(^^)!
こちらは、デフィレ(ファッションショー)の様子を模した展示。
ランウェイを歩くようにグルグル回るマネキンたち。
その横のフロントロー席にはゴルチエファッションを着たセレブや有名ジャーナリストたち。
女優で歌手のアリエル・ドンバールさんや
ディタ・フォン・ティースさんも、ファッションとヘアスタイルですぐにわかる♥︎
会場は大階段をあがって2階へと続きます。
マドンナやカイリー・ミノーグのコンサート衣装や映画にも多く使われた衣装も展示、映像も。
皆さん、自宅にいるようにくつろいた雰囲気で鑑賞。
ゴルチエと言えば、やはりコルセット♥︎
セクシーさの中に強い女性像も感じられる。
デニムのドレス、ウールのドレス。
このデザインをこの素材で作るんだ...という驚きもあり、次から次へのユニークな作品が
続くので本当に見ていて楽しくなりました♫
イコンか曼荼羅のような作品、カッコイイ背中に見惚れたフォト、映画の中でゴルチエを着ている
ドヌーヴ様がなんだか新鮮★
レオパ好き、カモフラ好きが気になったドレスは「アーバン・ジャングル」のコーナーに♥︎
また、こういう展覧会では作品の近くまで寄ってディテールをしっかり見れることが貴重に
感じます。
上質だな〜、細かいな〜、これはどうやって着るのだろう?ジッパーの位置は?などと
見ていると時間があっという間に過ぎてしまいます。
着れないけど、着てみたい...と妄想しながらの鑑賞も♥︎
そして今回新鮮に感じたのは、こういうモード展は通常女性の方が圧倒的に多いのですが、
このゴルチエ展には男性の方も多く来場し、年齢層も幅広かったこと。
この展覧会に行く前は私はゴルチエの服は特別好きなわけではないから、実際そんなに楽しめ
ないかな〜と思ってもいたのですが、行ったら楽しくて楽しくて♫
自分で普段は着ることは無い、できないものばかりでしたが、それだけに単に「モード」という
カテゴリーではくくれないアートな作品たちは鑑賞向き?!
ゴルチエが「アンファン・テリブル」(異端者・恐るべき子供)と呼ばれたことも納得!の
これまでの集大成的、圧巻の展覧会でした(^_^)
おまけのパリは、「いただいてばかり...♥︎」をBelle et Bonneで☆
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-631.html
à demain(^.^)/~~
<info>
Grand Palais, Galeries nationales(グラン・パレ)
*Jean Paul Gaultier(ジャン=ポール・ゴルチエ展)は2015年8月3日まで
3, avenue du Général Eisenhower 75008
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