
今シーズン、ラストは「魔笛」
今シーズン最後のパリ・オペラ座鑑賞は、モーツァルトの有名オペラ「魔笛」。
という訳でオペラ・バスティーユへ行ってきました。
何度トライしても綺麗に撮れなかった1階にある模型。
今回はわりとちゃんと撮れたので☆
「魔笛」はモーツァルトが残した最後のオペラ。
映画、ドラマ、テレビCMなどに使われることも多く、誰もがコレ知ってる♫と思うメロディー
が多く、親しみやすいオペラの一つと言われています。
今回も舞台設定はモダン。
森の緑のようなステージがオーケストラピットを囲んで。
ストーリーは比較的わかりやすく、メルヘンチックで曲も明るく、ハッピーエンドなので
楽しく鑑賞できるオペラだとは思います。
でも、よくよく考えると辻褄が合わないことがあったり、フリーメイソンの教義が
盛り込まれているとも言われる謎の多いオペラで、私自身は母と娘の関係や男女の結婚に
ついてなど考え始めると、う〜んと難しくなって、毎回最後は「よくわからない...」と思って
しまうオペラですが、とにかく音楽は好きです。
(以下3枚の舞台画像はオフィシャルサイトより)
主な登場人物は6人。
主人公の人のいいタミーノ王子、彼と結ばれる箱入り娘的なパミーナ王女(夜の女王の娘)、
世界征服の野望を持つ夜の女王、タミーノ王子のお供になる、ちょっといい加減なパパゲーノ、
パパゲーノとカップルになるパパゲーナ、最初はパミーナ王女を軟禁している憎むべき悪人
に見えるが、実は夜の女王に対峙するザラストロ。
タミーノ王子は「魔法の笛」を使ってパパゲーノと共にパミーナ王女を救出に向かうという
お話の中で、あれこれ試練を乗り越えてゆくのですが、中でも「火」の試練の演出は舞台上に
たくさんの本物の炎が燃え上がり、とても迫力があって綺麗でした。
最後はタミーノ王子とパミーナ王女、パパゲーノとパパゲーナの二組のカップルが誕生する
のですが、良家の子女で美男美女風の一見理想的な王子と王女のカップルよりも、結構いい加減
なパパゲーノとパパゲーナのバカップル風の二人の方が結婚後は楽しい人生を過ごせそうに
私には思えたり...。
そして男女の関係とともに、このオペラを見ると私が考えるのは母娘の関係。
一番身近で信頼し合える、切っても切れない関係だと思う反面、同性同士なので反発する
こともあったり、お互いこの人は...と内心思うことも多そうで、オンナ同士って複雑...と
思うのです。
夫「まー、綺麗で性格もいい適齢期の女性が結婚していない場合は、後ろにクセ者のおかんが
いることが多いな。」
K「そう?!」
と、いつものように鑑賞後は好き勝手なことを言いながら、パパゲーノ&パパゲーナの
「パパパの二重唱」を歌いながら帰宅♫
夫「パッ、パッ、パッ、パッ♫」
K「パパパパパ、パパゲーノ!」
夫「俺たち、バカップル?!」
おまけのパリは、「これが私のイメージ?!」をBelle et Bonneで☆
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à demain(^.^)/~~
<info>
Opéra Bastille(オペラ・パスティーユ)
Place de la Bastille, 75012 Paris
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