
フィルハーモニー・ド・パリでベルリンフィル
芸術の秋@パリで楽しみにしていたものの一つが、今年初めにパリ19区にオープンした
パリ管弦楽団の新本拠地 Philharmonie de Paris(フィルハーモニー・ド・パリ)での
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサート。
6月にブダペスト祝祭管弦楽団のブラームスを聴きに来た時は、緑茂る夏の明るい夜
でしたが、同じ時間に同じ場所に来たのにまったく違う印象☆
(関連ブログ⇒ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/archives/philharmonie-de-paris.html )
そしてエントランスを見上げると、青く光る迫力のあるモダンアートのような建物はまたステキでした。
今回のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による演目は、11月3日から7日までの5日間で
Sir Simon Rattle(サー・サイモン・ラトル氏)指揮によるベートーヴェンの
交響曲第1番〜9番が全て演奏されるいう所謂「サイクル・ベートーヴェン」。
このプログラムを知った当初、どれを聴くか家族会議に。
夫「ベルリンフィルのベートーヴェンだよ! 全部行くよね?」
K「え...それ前にウィーンフィルでもやったけどスケジュール的に実際難しくない?!」
夫「じゃ、どれ行く?」
K「はい!絶対第七、それから1番、3番も♫」
夫「俺は6番、7番、8番!!」
という訳で、お互いの好み(合わない...)と日程を合わせて5日間のうちの3日間行くことに。
11月3日の初日は、交響曲第1番と第3番「英雄」(エロイカ)。
席は、ステージに向かってオーケストラの左側。
全体の音を聴くなら真正面の席の方が良いのでしょうが、オーケストラが間近で、指揮者の動き
や表情もよく見えて視覚的に楽しいこの席が気に入ってしまい、最近はこのあたり狙い(*^^)v
席の真下のコントラバス、真正面のフルート、そして右手からは第一ヴァイオリンの音色が
ハッキリ聞こえてきました。
そして恥ずかしながら知らなかったのが、コンサートマスターの樫本 大進さん。
K「コンマスが日本人?」
夫「もう何年もやっている、有名な話だよ。」
勉強不足を反省しつつ、樫本 大進さんのその若さにも驚きつつ、終始注目でした。
音色、音の綺麗さが衝撃的でした。
これまでも色々なオーケストラを聴く機会があったものの、そして有名な曲なので
CDやDVDなどでも繰り返し聴いていた曲が、まるで別の音楽に聞こえたことに驚きました。
ナマで聴くベルリンフィルはこんなに美しいのか!と。
第一は、ベートーヴェンのキャリアの初期の作品で、他の交響曲に比べると人気は高い方では
ないようですが、私は好きな作品♡
何事も好きな理由を言葉にするのは難しいのですが、第一は軽快で機敏なのに堂々した威厳も
感じられ、後に続く曲に期待が高まる感が好きな理由の一つなのかな...と。
第三「英雄」。
フランス革命後、英雄のナポレオ ンへの共感からナポレオンに捧げる曲として作曲されたものの、
完成後にナポレオンが皇帝に即位したという知らせを聞いたベートーヴェンが、
「彼もまた俗人であったか」と激怒し、献呈辞が書いてある表紙を破った、
という有名なエピソードもあるそうですが、その真偽は不明。
そんなエピソードを知らなければまた全く別に聞こえるのかもしれませんが、知ってしまうと
曲を聴きながら想像するのはナポレオンの全盛期。
華々しく馬に股がって凱旋し、紙吹雪と揺れる国旗で盛り上がり、市民から讃えられ
ちびっ子たちが憧れの眼差しで見つめるようなシーンや戦いで失くした戦友の死など...。
そして50分の長さを感じさせず、あ、終わった...という感じで私には短くすら感じました。
演奏が終わった途端に割れんばかりの拍手とブラボーの歓声☆
指揮者のサー・サイモン・ラトル氏の動きも大きく、見ていると指揮者はじめオーケストラ
全体が演奏者でありながら舞台役者のようにも見え、演奏後に満面の笑みで楽団員と握手や
ハグをする姿がとてもステキでした。
そしてサイモン・ラトル氏が改めて正面に向き直ると会場はスタンディングオベーション!
続く演奏が楽しみです♫
おまけのパリは、「ノエル支度」をBelle et Bonneで☆
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-787.html
à demain(^.^)/~~
<info>
Philharmonie de Paris(フィルハーモニー・ド・パリ)
221 avenue Jean-Jaurès 75019
http://www.philharmoniedeparis.fr
ARCHIVE
MONTHLY