
パリ市立近代美術館☆
秋晴れの日に"Musée d'Art moderne de la Ville de Paris"(パリ市立近代美術館)へ。
時々訪れるこの美術館はパリ市の経営で、企画展は有料ですが常設展は無料☆
無料とは思えぬ作品数と充実の展示内容で好きな美術館の一つです。
1920年代から現代に至るまでの近代美術を扱っているのですが、中でも圧巻!と観ていて
楽しくなるのが、Raoul Dufy(ラウル・デュフィ)の一部屋まるごとデュフィルームとなっている
巨大壁画"La Fée Électricité"(電気の妖精)。
この壁画は1937年のパリ万博の際に描かれたもので、電気のない時代からその発明、そして
現代までの電気の歴史が表現されています。
パリの歴史とも見ることができ、その中にはパリの著名人たちがたくさん描かれているので、
偉人たちを探すのが楽しいのです。
色彩も明るく綺麗でこの部屋にいると電気という発明で気持ちも明るくなる感じ?!
「ダンス」という作品が展示されたマティス・ルームも良いけれど、個人的にはデフィ・ルーム
の方が好き♥︎
(関連ブログ⇒ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/archives/post-81.html )
そして絵画、彫刻、オブジェ、イラスト、写真などなどテーマ毎に展示室が細かく分かれていて迷路のよう...。
余裕のある広々な展示スペースで、いつ行っても比較的空いているのでゆっくり鑑賞できる
のも嬉しいです。
印象的だったり、好きな作品をいくつかピックアップみると〜
Robert Delaunay(ロベール・ドローネ)の「リズム N°1」。
ものすごく大きな作品です。
同じくロベール・ドローネの「エッフェル塔」。
マネの代表作「草上の昼食」を真似たアラン・ジェケが写真をベースに制作した「草上の昼食」。
長風呂好きとしては、気になった一枚...。
レオポルド・シュルヴァージュの「お風呂で横たわる女」。
真っ赤が体は赤鬼のようだけど、スレンダーで少女っぽさが残る女性。
Maud Gerardのタイトルは「イヴ」...。
ところで、この美術館は1937年のパリ万博の際に日本館として建てられた「パレ・ド・トーキョー」
の東翼。
西翼と東翼の間にオープンテラスがあります。
これからの季節は難しいけれど、天気がよい日にエッフェル塔を眺めながらのテラスでの
ティータイムも気持ちいい美術館です。
おまけのパリは「暖かい部屋で♥︎ 」をBelle et Bonneで
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-816.html
à demain(^.^)/~~
<info>
Musée d'Art moderne de la Ville de Paris(パリ市立近代美術館)
11 Avenue du Président Wilson, 75116 Paris
01 53 67 40 00
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