
ウィーン交響楽団♫
今年初めてのクラシックコンサート鑑賞は、Wiener Symphoniker(ウィーン交響楽団)の演奏。
という訳で寒い夜にパリ19区のPhilharmonie de Paris(フィルハーモニー・ド・パリ)へ。
「ウィーン交響楽団」と「ウィーン・フィル」は違う?!
クラシック初心者の私は、混同しがちでどっちがどっち?と思っていましたが、この機会にちょっと整理。
「ウィーン・フィル」の母体はウィーン国立歌劇場のオーケストラで、ウィーン・フィルはその中の
楽員の有志団体。
主な仕事は9月から6月まで国立歌劇場でオペラを演奏すること。
一方、「ウィーン交響楽団」は1900年に設立された歴史ある交響楽団で主な仕事はコンサートでの
演奏なのだそう。
(今回は2階のステージ向かって右側のこの角度で鑑賞♫)
なんとなく、「ウィーン・フィル」の方が名前が有名かな?という気がしていましたが、調べて
みるほどに、「ウィーン交響楽団」の歴史や歴代指揮者たちが有名な方ばかりで驚きました。
例えばフルトヴェングラー、R.シュトラウス、カラヤン、小澤、アッバード、プレートル等々。
そして現在の主席指揮者がPhilippe Jordan(フィリップ・ジョルダン)氏。
パリ国立オペラの音楽監督でもあるので、オペラ座でのバレエやオペラ鑑賞ではその姿を見ることが
多い方だけにちょっと親近感もある指揮者。
が、今回健康上の理由で降板。
(↑画像はフィルハーモニー・ド・パリ オフィシャルサイトより)
急遽指揮をすることになったのが、イスラエル出身の Lahav Shani(ラハフ・シャニ)氏。
見るからにまだ若く、かわいいコだなと、すっかりオバサン目線で見てしまいました...。
童顔で若く見えるけど、歴代すごい指揮者ばかりの「ウィーン交響楽団」で急遽振るということは
実はキャリアを重ねた方なのかも?と帰宅後に調べてみると、1989年生まれと...。
ホントにとても若かった!
この若さでこの名門楽団を指揮するとは、、、改めて驚きが増したのでした。
この日の最初の演奏は、Antonín Dvořák (アントン・ドヴォルザーク)のKarneval. Ouverture op. 92
(カーニバル・謝肉祭)。
ラハフ・シャニさんの指揮が跳ねるように元気で、それに引っぱられるかのようにとても明るく
眠気に襲われる隙なしの演奏でした。
(↑画像はフィルハーモニー・ド・パリオフィシャルサイトより)
続いて、アメリカ人のヴァイオリニスト・Hilary Hahn(ヒラリー・ハーン)さんのバイオリン
コンチェルト。
もらったパンフレットで経歴を簡単に読むと、グラミー賞を3回授賞しているという有名な方だったと
知り、またまたびっくりしました。
ヴァイオリンの音色はこんなに美しいものだったのか...と沁み入るような演奏に聴衆の心を
グイグイ掴んでいく感じが空気感で伝わってきました。
(あ〜、私に娘がいたらその子には絶対ヴァイオリンをやって欲しいわ!と思った)
なんとなく気さくで優しそうな彼女は、花束を受け取るとその花を指揮者やコンマスにも一輪ずつ
抜いてプレゼント。
アンコールも2曲、そのチャーミングなオーラに会場全体がハッピーな気持ちに。
が、そんなアンコール演奏中にちょっとしたハプニングが...。
(そのへんはオマケブログに)
休憩の後、Johannes Brahms(ヨハネス・ブラームス)のSymphonie Nr. 4 e-moll, op. 98
(交響曲4番)。
やはりクラシック初心者の私には、演奏の善し悪しや楽器ごとに専門的な感想もコメントも
述べられないのですが、難しいと言われるブラームスですが聴いていて嫌いじゃないと感じるので、
今後は機会があれば繰り返し聴き理解を深めたいブラームスです。
今回はホルンとトロンボーンの音に痺れました♡
なんとなく私の中ではホルンは温かく優しくて牧歌的に感じることも多い音色なのですが
この演奏では、洗練された美しい音に聞こえ、綺麗でセクシーな音でうっとりしました。
アンコールは、誰もが聴いたことのある「トリッチ・トラッチ・ポルカ」♫
会場は大いに盛り上がりました!(^^)!
おまけのパリは「甘〜いBook」をBelle et Bonneで
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à demain(^.^)/~~
<info>
Philharmonie de Paris(フィルハーモニー・ド・パリ)
221 avenue Jean-Jaurès 75019
http://www.philharmoniedeparis.fr
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