
ルイ・ヴィトンで旅に出る☆グラン・パレでLouis Vuitton展
我が家のパリ・東京行ったり来たり、そして先日のスキー合宿にも欠かせないもの、それは
"Louis Vuitton"(ルイ・ヴィトン)のバッグや旅行鞄達。
中でもこの「ガーメンドバッグ」は、15年以上使い続けているもの。
修理は5年前に一度ハンドルの付け根が傷んだのでヴィトンで修理をお願いしましたが、その後も
今日まで旅行の度に元気に活躍中です。
ハンガーが5つかかり、広げた際に下にシューズを入れるところ、上の両角にはベルトなど小物を
入れる三角形のポーチが入り、内側・外側にもポケットがいくつもあり、とても機能的な作り。
いつも1つのハンガーに数着重ねて使っているので、10着は余裕で収納できる上に洋服にほとんど
シワができないので旅先に何足かの靴とドレッシーな洋服を持って行くにも躊躇なし☆
このガーメンドバッグに出会ってから私の中ではルイ・ヴィトンが旅に直結する存在になりました。
旅とルイ・ヴィトンを更によく知ることができそうで、今シーズン楽しみにしていた只今
Grand Palais(グラン・パレ)で開催中のVolez, Voguez, Voyagez - Louis Vuitton
(空へ、海へ、 彼方へ ─ 旅するルイ・ヴィトン)展の展覧会にようやく行くことができました。
まず、さすが...!と思ったのは、会場入口に置いてあった展覧会の説明パンフレットが
フランス語、英語の他に日本語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、中国語等々豊富なこと。
無料の展覧会なのに...と、そんなところにもちょっと驚いたところでスタート☆
まずは創業者ルイ・ヴィトンの肖像画。
14歳でジュラ地方からパリにやってきたところから始まる展示は1854年の創業から現在に至るまでの
メゾンの歴史を辿りながら、時代とともに次から次へと新たな旅を楽しむ気持ちで鑑賞できる
見応え特大なステキな展覧会でした☆
まずこれか〜!
と私が最初に近づいたのはパリ初公開というGustave Courbe(ギュスターヴ・クールベ)の絵
"Chène de Flagey"(フラジェの樫の木)の前。
ヴィトンの原点と言えるトランクの大切な材料が良質の木材。
創業者ルイ・ヴィトンの出身は、木材、自然豊かなフラッシュ・コンテ地方だし、画家クールベも
同じ地方の出身。
出身地の風景、トランクが静かにシンクロする展示だと思いました。
それにしてもトランクを開ける度に玉手箱や〜的に夢が広がるような世界は、こんなものを
こんな風に運んだのね〜と楽しくなるものばかり。
また、ダミエ柄がメゾンの歴史上とても早い時期から使われていたことも知ったり、
たとえ旅に出なくても、インテリアに、収納に、リアルに欲しい!!と思うものもたくさんあって
見ていると段々興奮してきました...♡
本展のキュレーターはパリ・ガリエラ宮・モード&コスチューム博物館長のオリヴィエ・
サイヤールさん、空間デザインはオペラなどの舞台演出家のロバート・カーセンさんが
会場構成を担当だそうで、見せる、魅せる展示!という感じ。
旅物語の形式でテーマ別に9つの章で構成された展示スペースはどのブースも贅沢に凝っていました。
豪華客船の上ではドレスアップを楽しんだのでしょうし、
砂漠の旅では、
テントを張ってティータイムを楽しんだのでしょうか?!
近代化が進む中で自動車の旅はよりフレキシブルに☆
車のトランクに荷物をたっぷり詰め込んで座席にはハンドバッグ☆
当時はトランクの形状に合わせて鞄を作ったりしていたそう。
上の左上の青いモノグラムのトランクは、青色がキレイでとてもステキでしたし、ちょっと
わかりづらいのですが、右上写真のオープンカーに乗ったマダムがすごく粋でカッコイイ!
そんなステキなマダムの隣りが紅の豚チックなムッシューというのがアニメっぽい。
そして空の旅。
鉄道の旅の展示は、流れる車窓の風景がリアルで、まるでオリエント急行に乗車している気分に♫
それにしても、、最近の私はダウンコートばかり。
暖かくて軽くて肩も凝らないからとても実用的ではあるものの、昔の人たちは旅をするのに
とてもお洒落を楽しんでいたのね...と。
顧客の様々なリクエストに応じ、旅先に様々なものを持ち出す試みを続けてきたルイ・ヴィトン
というメゾンの創造力、独創性は本当に素晴らしい!
旅シリーズの後は、デザイナー、マーク・ジェイコブス、ニコラ・
そして楽器入れなどスペシャルオーダーのコーナーと続き、最後は職人さんによるデモンストレーション
コーナー☆
お土産コーナーには、ルイ・ヴィトン関連書籍、ガイドブックが多数あり、
イニシャル入れサービス付きのVolez Voguez Voyagezの刻印がさたレザーのカードケースも
販売中でした。
記念にガイドブックを購入☆
もう一度改めてルイ・ヴィトンの歴史をじっくり読んでみようと思います。
ルイ・ヴィトンというメゾンが、常に時代とともに新しいことに挑戦し、その中で創り出してきた
デザイン性と実用性を兼ね備えた美しさとラグジュアリーな世界をおもいきり堪能できる素敵な
展覧会でした。
そして女子会後、自宅に帰ると、、、
夫「暖かいところに旅行したいって言ってたよね?」
K「うぃ!!」
夫「34度の所に行くことにしたよ☆」
K「34度、、、そんなに暑くなくてもイイんだけど...。いつ、どこ?」
夫「カンボジア☆ ドレスアップは不要。ガウチョパンツがいいらしいよ!」
え...。
急展開でビックリですが、というわけで今春サクっと身軽にヴィトンのキーポルだけ持って
カンボジアへの旅に出かけることになりそうです。
おまけのパリは「35年の歴史に幕...」をBelle et Bonneで
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-885.html
à demain(^.^)/~~
<info>
*Volez, Voguez, Voyagez - Louis Vuitton(空へ、海へ、 彼方へ ─ 旅するルイ・ヴィトン)展
は2016年2月21日迄
3 Avenue du General Eisenhower, 75008 Paris
http://www.grandpalais.fr/fr/evenement/volez-voguez-voyagez-louis-vuitton
日本語サイト
http://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/grand-palais/grand-palais#/home
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