Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

Restaurant L'asse (レストラン ラッセ)

以前から気になっていたイタリアンレストランの一軒、東京目黒にある

Restaurant L'asse (レストラン ラッセ)へディネに行ってきました。

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店名の"L'asse"(ラッセ)はイタリア語で木の「板」という意味だそう。

シェフの村上さんがイタリア修行時代に長年使いこまれたパスタの打ち台が交換される

光景を目にし、その時「これからこの新しい台は、この先何十年も働かなければ

ならないのだから、大切に大切に使っていかなければならない」と教わったそう。

それはイタリアのマンマの味、手打ちパスタを打つための木の板であり、イタリア料理の

基礎をしっかりと支える板という思いを込めて店名にしたそう。

または回転体の軸、地球の地軸、つねに回っている物の中心軸という、壮大な意味も。

こうして店名の由来、そこに込められる思いは夫々なので知ると興味深く、忘れにくく

もなります。

もし私がレストランをオープンするならどんな店名に...と妄想することがよくあるけれど

センスのある名前、全然思い浮かばないのねぇぇ(ー_ー)

K「ブラッスリー・ケイコ」

夫「そのまんまじゃねーか...」

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そしてテーブルについた瞬間、ちょっと興奮♥︎

これは、ヴェネチアンガラス(●^o^●)

大好きなヴェネツィアのカラフルで美しい食器を前に気分は一瞬でムラーノ島へトリップ。

思わずiPhoneで過去の自分のブログをチェックチェック。

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K「ムラーノ島良かったな〜。でもブラーノ島のレースとリゾットも懐かしい!

トルチェッロ島、ジューデッカ島もそれぞれ違ってて面白いし、まだまだ知らない

ヴェネツィアの島はいっぱいあるんだろうな。で、今度いつ行く?」

夫「レストランでiPhoneいじるのやめなさい。子供じゃあるまいし...」

K「へーい」

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新潟の山菜「こしあぶら」に、フレッシュな卵黄とウニ、キャビアを添えて。

「こしあぶら」はタラの芽やウドと同じ部類の山菜で、木の芽の部分をいただきます。

春から初夏にかけてが旬。

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お花の一皿?!

K「こうなるとやっぱり言いたくなるよね、まるでお花畑や〜(彦摩呂風)」

夫「・・・。言わなくていい...」

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エディブル・フラワーの中から現れたのは、天然鯛のカルパッチョ。

昆布締めにマイブームのイタリアの魚醤「コラトゥーラ」が効いて、とても美味しかったです。

食べられる花、エディブル・フラワーは、プレゼンテーション的には綺麗なものの

これまで個人的にはあまり好きではなく、無くても別に...と思っていたのですが

今回いただいた一皿は、ただ花で飾るというよりはサラダ仕立てになっていて、食べても

美味しく、感激でした。

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嬉しくて、寄り過ぎて、若干ブレてしまったのは、鮑のフリット。

根三つ葉の苦味、アンチョビの塩味、ケッパーの酸味、中は柔らかく弾力満点、外は

サクサクのフリット、とてもとても美味しかったです(●^o^●)

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お酒はスプマンテで通すことに☆

Franciacorta Brut Emozione Millesimato 2010 Villa(ランチャコルタ・ブリュット・

エモツィオーネ・ミレジマート 2010)

K「ん? この味、このエチケット、以前にも絶対どこかで飲んでる!」

夫「君のそういう動物そのものの感覚、記憶は素晴らしいよ」

褒められてるような、けなされてるような...ビミョー。。

気になったので、ついまたこっそりブログ内検索したらヒット☆

2年前のローマで、秋のバカンスで、飲んでる。ミレジメまで同じ!(^^)!

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布海苔を練り込んだタリオリーニをしらすと桜海老で。

布海苔をつなぎに使う新潟の「へぎそば」は、よく食べますが、パスタに練り込むとは

初めて☆

ツルツルっとした食感に。

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ハマグリの貝殻の中には、ニョッキとホッキ貝!

ソースはハマグリをはじめ甲殻類の美味しい魚貝のエキスが濃縮された感じで

このサイズでも満足感しっかり。

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これこれ、これが噂のお料理☆

こちらのレストランのスペシャリテで「職人の極み」と名づけられた4種のチーズを

包み込んだラヴィオリ。

これまた1個でもインパクト大で、忘れられない料理。

さすがスペシャリテなだけあるわね〜という感じ。

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近江牛のローストをマッシュルームソースで☆

和牛と言うとサシの入った肉質なイメージですが、こちらは赤身が柔らかく、旨味たっぷり

の美味しいお肉でした。

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メインのドルチェは、シャンパン&オレンジのゼリーでプルーンを包みこんだもの。

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と同時に、村山シェフがイタリア修行時代のマンマから受け継いだ味を「ラッセ=板」

に載せて。

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ヌガーとオレンジピールのコンフィ、苺のシュークリーム、生キャラメル。

どれからいただこう♬

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更に板にはオレンジピールの砂糖漬け、チョコレート、ミニプリン、カンノーリ。

イタリア料理レストランで、こんなにミニャルディーズが充実しているのはこれまで

あまり記憶にないのでちょっと驚きました。しかもどれも美味しい!

そして私も自宅に素敵な「板」が欲しくなりました。

トレーやお盆の類いが少ない我が家、この夏のソルド(セール)ではキッチン雑貨を

チェックしようと決めたっ!(^^)!

おまけのパリは、「秋まで待てないBelle et Bonneで☆

⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-995.html

à demain(^.^)/~~

<info>

Restaurant L'asse(レストラン・ラッセ)

東京都目黒区目黒1丁目4−15 ヴェローナ目黒 B1

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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