Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜/KEICO
パリ・東京、素敵なフレンチコラボレーション
先日オードリー風ワンピースを着て出かけたのが、渋谷区外苑前にある人気フレンチレストラン
"Florilege"(フロリレージュ)。
今回こちらで東京・パリ夢のコラボレーション☆
あら?右のシェフはどこかで見たことあるような...と思った方も多いはず。
東京のフレンチ料理界を牽引する「フロリレージュ」の川手寛康シェフ(左)と
パリの大好きフレンチレストラン「ES」(エス)の本城昴結稀シェフ(右)による
コラボレーションディナーが2晩限定で開催されました。
フロリレージュが昨年南青山から外苑前に移転してから、今回初めてお邪魔しました。
噂に聞いていたスタジアムチックな大オープンキッチンは、本当に厨房丸見え。
店内はその大きな厨房をやや見下ろす角度でコの字型のカウンターで囲み、天井が高く
開放感もあり、とてもシックでスタイリッシュ、かっこいいレストラン☆
さて、どんなコラボ、どんな宴になるのか?!と楽しみに冷えた泡でまずは乾杯☆
トントントンと最初に3皿並べていただいたのが、左上から時計回りに
・ジャガイモのニョッキ、黒トリュフ、ブーダンのチップとフォワグラのムース
・ビーツの殻とレモンのコンフィチュール、鬼灯(ほおずき)
・骨髄のフランとコンソメ
続いて、牡蠣の藁薫製、馬鈴薯のエスプーマ、昆布のジュレと青さ海苔、海水雲丹。
牡蠣を藁で燻製しているところがちょっとユニーク。
しかもこの料理に日本の赤ワインを合わせるというワザ☆
お酒はワインペアリングでいただいたのですが、こちらもフランスと日本のコラボレーション。
本城シェフ持参のフランスワインと廣田ソムリエセレクトの日本ワイン、日本酒が並びました。
あ...でも困った。。私はワインと日本酒が混ざるとかなり酔う(=_=)
「酔ったらどうなるタイプですか?」と聞かれるけれど、泣かない、怒らない、特に大笑いもなく、
変わりません...。それはそれでつまらないと思ってるけど、夫いわく
「真顔で暴言吐いてますけど」
だそう。
今回もこんなに混ざってしまったら、誰にどんな暴言・失言を吐くのか?と心配されましたが、
全く二日酔いにもならず、食事中はもちろん翌日も体調はすこぶる快調でした。
ん?と思ったら、布巾に包まれたパン。
それも蒸したての酒蒸しパン。
酒蒸しパンとバターって合うですかねぇ...?と思いながら食べたら、
旨ッ♥︎ バターと合う合う。
ローカーボダイエットを目指してる我々夫婦の前に、おもいきり魅惑的な様子で鎮座する
酒蒸しパン&バター。
次の全粒パンもいただいちゃったじゃないか...(>_<)
こんな時はダイエットなど忘れよう。。
目の前でスープが注がれて完成したのは、ガスパチョとゴーヤのスフレグラス、
セミドライトマトと和牛。
ところで、こういったコラボレーションディナーとなると、それぞれのシェフが得意とする
スペシャリテを交互に披露するというパターンが多いのですが、今回はそうではなく、
一皿一皿が本城シェフと川手シェフが一緒に作り上げていくものでした。
その様子は見ているだけで、やはり夢のよう。
人気スターシェフのお二人が、随時相談しながら渾身の一皿を作ってゆく様子は、
エンターテイメント性も抜群☆
「お〜っと、ここで本城シェフが手にしたのはコンテチーズでしょうか?
シャバシャバ削ってますが、これは一体どんな料理になるのか?
一方川手シェフの左手には何やらアイスクリーム状のものが〜!」
と、昔大好きだった料理対決TV番組「料理の鉄人」by 福井謙二アナウンサー気分で興奮。
K「ここまでの闘いをどう見ますか?服部先生?」
夫「何でオレが服部先生なの...それに2人は闘ってないし。。」
烏賊・キャビア・アーモンド☆
キャビアとアーモンドがよく合い、そこに更に桃、ワインビネガーが効いたエシャロット。
こういう味の層重ね、ストラクチャリングには驚くばかりです。
ハモと24ヶ月熟成のコンテ、トウモロコシのフリットとオリーブオイル玉葱のアイス。
なるほど!先程両シェフが作っていたのは、こちらの一皿だったのですね☆
スッポンのフリットとマリネしたイワシに黒トリュフ載せ。生姜ソースも美味。
甘鯛と沢蟹のビスク、プティポワ、実山椒を練り込んだ自家製パスタ。
お皿や器もそれぞれ素敵でした。
肉料理はブルゴーニュ産鳩とその内蔵のソース、アマゾンカカオ添え。
仕上に「おも湯」を添えて。
食事のラストは、川手シェフの「サスティナビリティ」スープ。
こうして美味しい食事をいただけることは、ありがたく幸せなことだと実感すると
同時に、捨てられてしまう食品ロスを考えると、食べ物を大切に、資源を大切に、と思う。
些細なことでもまずは自分にできることから。
自宅での色々なロスを失くしていきたい。
一皿目のデセール「スイカのグラス、スイカのグラニテ、スイカのジュレ」は撮影失念。
このあたり、ちょっと記憶が飛んでます...。
が、目の覚める芳香で覚醒。
それは二皿目のデセール、黒トリュフのアイスとマッカラン18年のエスプーマ、醤油のアミノ酸と黒トリュフ☆
カフェと一緒のミニャルディーズの一つ一つまで美しく繊細で美味しい!(^^)!
サクランボのパートドフリュイ、キャラメルパッションのショコラ、トリュフのシュー。
全てのお皿に両シェフの個性を感じさせる、見事なコラボレーション料理で、こんな経験は
滅多にできないことなので、本当に夢のような共演&競演な饗宴でした。
パリのESの厨房で活躍するパティシエールやスタージュの方も参加の楽しい2夜限りのパーフォーマンス。
やはり最後のセリフは、料理の鉄人っぽく
「大変おいしゅうございました♥︎」(料理記者歴◎年、故岸朝子さん風に)(^u^)
おまけのパリは「美味しいフロマジュリー②」をBelle et Bonneブログで♬
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-1107.html
<info>
French Restaurant Florilège(フレンチレストラン フロリレージュ)
東京都渋谷区神宮前2-5-4 B1
03-6440-0878
www.aoyama-florilege.jp
ARCHIVE
MONTHLY