
またいつかROMAへ♥
長々綴ってしまった今夏のローマバカンスブログも今日がラスト☆
パリに戻る前、最後に訪れたのは、
Santa Maria della Vittoria(サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会)。
ローマの教会は、外観がわりとシンプルで地味?な感じなのに、中に入ると色大理石が
ふんだんに使われ、金ピカピカで、その色の洪水にびっくりすること度々。
この教会もそんな華やか豪華なものの一つでローマ・バロック建築の代表的聖堂☆
この教会に来た目的は、またまたベルニーニ。
今回のローマでは、この偉大な彫刻家で建築家のベルニーニの作品を意識して観てまわりました。
中でも、ベルニーニの最高傑作ともいわれる作品がこのサンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会
のコルナロ礼拝堂にある「聖女テレサの法悦」!!
上からの金の光は、自然光が差し込むようになっていて、まばゆい金色に輝きます。
こんな傑作を作ったベリーニですが、この作品を作った時は彼の人生の中では失意の時だったそう。
強力な後ろ盾だった教皇ウルバーノ8世が亡くなり、公的大事業からは遠ざけられていた時。
大きな失望や悲しみなど、ストレスの中で作品を制作する芸術家の、その精神的パワーは、
やっぱりすごいな・・・と思いました。
で、この「聖女テレサ法悦」ですが、16世紀スペインの「アビラのテレサ」と呼ばれた聖女が
夢の中で天使の持つ愛の矢で心臓を射抜かれたという神秘体験を表したもの。
テレサの表情を見て~!な作品です。(真正面からは見えづらいです)
「法悦」なので、神の声をを聞き、それを信じることによって湧いてくる喜びなのでしょうが、
少し色っぽく、恍惚・エクスタシーな感じにも見えました。
「聖女テレサの法悦」の反対側には、こちらの彫刻が。
下の横たわっているのはテレサ?と思ったのですが、説明が見当たらずわかりませんでした。
最後に出口に向かうと、立派なパイプオルガン♪
小さな教会ですが、中は本当にバロック全開のまばゆい教会でした☆☆☆
続いて、ローマに来たらよくブラブラする界隈にあるPiazza Navona(ナヴォーナ広場)。
特に真ん中の「四大河の噴水」は何度見ても美しいけれど、これもベルニーニの作品。
ベリニー二とボッロミーニは犬猿の仲。
そんなボッロミーニが造った教会とこの噴水は向かい合っています。
「ボッロミーニの造った教会は倒れてきそうだ~」なポーズと取ったり、「見る耐えない!」と
布で目を覆う人物像(四大河を擬人化)だというエピソードも。
そして最後の最後は、やっぱりここ。
ローマに来たら必ず行く!と決めている場所へ。
すごい人・・・。
それは「トレヴィの泉」。
今回はコイン何枚投げよう?
1枚なら再びにローマに戻れる、2枚なら愛する人と永遠に一緒。
えーい!と思い切り遠くに一枚のコインを投げ入れました☆
パリに戻るギリギリまでローマを満喫して、最後は空港でジェラートで〆。
ピスタチオとヨーグルト2種盛り♪
普段よりは比較的のんびり過ごしたバカンスでしたが、振り返ってみると色々食べて、
観て、感じた充実した時間でした。
また必ずいつか大好きなローマに来たいと思います♥
おまけのBelle et Bonne。
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