
ナポレオンが愛したコンピエーニュ城
パリ発、たまに行くならこんな街☆コンピエーニュ編
ル・トゥケの街で一泊とは言え晩秋の海を眺め、美味しい魚貝を満喫し、ホテルでの〜んびりしてすっかりリフレッシュ。
朝食の後、一行が向かったのはオワーズ県・オワーズ川沿いに位置するCompiègne(コンピエーニュ)の街。
コンピエーニュ…?
恥ずかしながらフランス史、世界史に疎い(日本史専攻だったしー)私にはその地名はほぼ初耳。やってきたのは、町のシンボル「コンピエーニュ城」(Château de Compiègne)。
この外観からはさほど広くはないのだろう〜と思って入ってみて、びっくり…!
日本語音声ガイドもあり、いざ見学を始めると城内は想像以上に広く、その歴史も5世紀にはすでに王家の館があったそうで、14世紀にシャルル5世が宮殿を建て、それが現在の宮殿の始まり。
あのマリー=アントワネットがルイ16世と初めてご対面したのもコンピエーニュ。と言っても、このお城ではなくコンピエーニュの森の中。(そういえば数々の映画でもそんな初対面シーンがありますねぇ)
歴史あるお城なので数々の調度品があると思いきや、ご多分に漏れずフランス革命の時にお城にあった調度品はすべて競売にかけられてしまったそう。その後、大規模な改築を行ったのはナポレオン1世☆
皇妃となるオーストリア皇女マリー=ルイーズ・ドートリッシュのために城内一新☆
そして続くナポレオン3世は、とりわけこのお城を愛したそうです。
毎年秋にナポレオン3世と皇妃ウージェニー夫妻がココで舞踏会を開いたそう。
妄想癖のある私としては、タイムスリップしてそんな舞踏会に一度は紛れ込んでみたい…♥︎
音声ガイドに従って進むと、ヴェルサイユ宮殿にように部屋から部屋へと続くいかにもtheお城な設計なのですが、それぞれの部屋に個性、違いがあり、なかなか面白い。
皇妃マリー・ルイーズの寝室
ナポレン1世の寝室
K「うちもこんなレオパな床にしたい♥︎」
夫「あんまり良い趣味とは言えない…」
あら、ドアそのものが本棚になってる書庫の扉。
ドアと閉じたらドアとはわからない?!
そこはステキなライブラリー、ナポレオンの書斎でした☆
こちらはダイニングルームなのですが、壁に施されたレリーフ画をよくよく見みてみると、
立体的に見えるけれど、実は全て平坦な騙し絵。
本物レリーフになっているのは、この一部分のみ。
最後にフォトコーナーがありました。
ナポレオン3世当時風の簡単なドレスと小道具が用意されていて、そこで着替え、いくつかある額装付きのセットの中で撮ると絵画風になると。
わざわざ着替えるほどの気合いは入らなかったので、、扇子だけ持ってパチリ。
お城の外には広々とした英国式庭園☆
更に、それを囲む広大な森では、歴代のフランス国王達がランスでの戴冠式からの帰り道に狩猟を楽しんだそう。
ナポレオン3世がここを好きになった理由を想像すると、パリからそれほど遠くもなく、小ぢんまりとまとまった街は雰囲気もよく、喧噪のパリを抜け出してのんびりした気持ちで親しい人達だけで楽しめる理想的な街で、お城だったのでしょう♬
☆おまけのパリはBelle et Bonne☆
「お土産満喫」
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Château de Compiègne(コンピエーニュ城)
Place du Général de Gaulle, 60200 Compiègne
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