マルシェに行こう、お肉編
今年の秋は比較的暖かい日が多かったように思うパリ。
なのでマルシェ通いを復活させ、秋晴れの週末にはなるべくマルシェで食材調達をしました。
今年は日本の野菜が高騰していただけに、安くて元気なフランスの野菜はいっそう美味しそうに見えました。そんな土地の豊かさを感じる野菜と一緒にいただきたいのは、やっぱりお肉!
と言う訳で、普段は肉屋さんで買うお肉たちですが、この秋は野菜と一緒にマルシェで何度か買ってみました。
というのも生肉も売っていますが、既にローストされて自宅に帰ってすぐに食べられる状態で売られているものも多く、お昼前に行くと、ついそっちを買ってしまったり…。
上の画像は骨付きの豚の背肉で、2人分の塊。
「どのくらい?」「大人2人分なんだけど」「このくらい?」「もうちょい少なめ」
そんなやり取りで大きな塊をナタのような迫力包丁で骨ごとズバン!と切ってくれます。
ステーキ用の生肉を買った日はオリーブオイルでソテーにして、松の実とマッシュルームを添えて。
たくさん買って余ったマッシュルームはペーストにして、丸ごとオーブンで蒸し焼きにした玉ねぎの上に載せてみた〜。
熱々なのでレンズが曇る曇る…。
玉ねぎの真ん中をちょっとくり抜いてそこに鶏肉ミンチを詰めてみました。
マルシェに行こう、お肉編として印象に残ったのは、これ!
ショーケースの中に飾られたウサちゃん…!
そう、兎肉☆
このブログでも何度かアップしているのは、野うさぎ・Lievre(リエーヴル)。それは「ジビエ」なので、かなり野趣溢れる肉。クサもの好きで好きな人が多い一方で、食べ慣れない場合はちょっとキツイお肉。十数年前に私がパリで初めて食べた時(しかもそれはクリスマスイヴの夜だった…)は、それまでの人生にはなかった香りと味に驚き、ドン引き、美味しく食べることができず、挙げ句に夫とは大喧嘩勃発。
K「なんなの、これッ!」
夫「知らねーよ!ダヴィッドがこんなに旨いものはないから絶対食えって言ったんだ。」
K「あんなチャラい男の言うこと信じるなんて…」
夫「ダヴィット、カッコいいとか言ってたくせに。。」
K「言ってない!」
夫「言った!それにしてもくっさいな、野うさぎぃぃぃ。」
そんな大人げない喧嘩をしてたあの頃は、若かったのかも…。
話がそれましたが、リエーヴルはクセがあるけれど、食べ慣れると確かにハマる。いまでは短いシーズン中にメニューに見つけると歓喜して注文する私達。
それに比べると飼育された兎「ラパン」は全く別物で食べやすいのです。
鶏肉のように淡白で、でも鶏肉よりちょっと締まった感じ。
ということで、そんなラパンのモモ肉をマルシェで買ってみました(●^o^●)
それも既に綺麗に下処理され、ローズマリーをたっぷりはさみ、それをベーコンで巻いた状態で売っていたので、あとは自宅でローストするだけ。
キッチンにローズマリーの香りが漂い、いい感じに焼けました。
そして大麦のチーズリゾットを添えて。
うん!ラパンはやっぱり食べやすくて、美味しい♡
しっかりめの白ワインを合わせたいところでしたが手頃なものがなかったので、フランス南部ローヌ地方のGigondas(ジコンダス)にしました。
このワイン、食後の青カビチーズ、「ロックフォール」とは抜群の相性でした♡
それにしてもパリのマルシェごはんは美味しい(*^^)
☆おまけはBelle et Bonne Blogで☆
「年内に!」
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