雪山のホテルライフ
「Welcome back!」とホテルのオーナーご夫妻はじめレセプションの皆さんに迎えられ、看板犬フェリックスくんもいきなりお腹を見せての歓迎ぶり!
と、すっかりその温かいアットホームな雰囲気が気に入り、宿泊は一昨年、去年に続き同じホテルに滞在してます。
すれ違うスタッフの皆さんから名前で呼ばれ(発音しづらいだろうに…)、笑顔で「お元気でしたか?東京はどうですか?パリはどうですか?」と声をかけられる度に、お客さんを一人一人認識していること、その細やかなホスピタリティにつくづく感心です。
さて、今年はどんなお部屋かな〜?と楽しみに扉を開けると、
「お〜っ!いい眺めだ♡」って、もう夫が部屋の中にいた…。
夫「去年と同じ部屋でイイってお願いしたんだけど、モニカ(ホテルオーナーのマダム)がこっちの眺めもいいから去年と比較して欲しいって♬」
K「ふーん」
確かに窓は外はゲレンデ一望のナイス・ビュー☆
散らかす前に部屋の様子を…!
窓の横にはソファ&テーブル。
ウェルカムお菓子は、フルーツとミルカのチョコレートバー。
そこにはオーナー夫妻の手書きのメッセージ&サインが添えられて♡
ベッドは一見普通のキングサイズ。でも硬めのマット、掛け布団も別々で相手が寝返りを打っても全然気がつかないので毎晩爆睡。やはりスキー疲れを取るためには良質な睡眠がマストです。
ただ高地で薄い空気(ホテルは標高1750m)に体が慣れるまでの数日は眠りが浅く、夜中に何度も起きてしまう。。
ウォークインクローゼットは去年の部屋よりちょっと小さめ。
夫「ほとんどキミのものでいっぱいじゃないか…」
K「大丈夫、あなたのはあちらへ♬」
アンティーク家具のクローゼット☆
そして大きめのバスタブがとにかく嬉しい。しかもお湯の心配無し!
というのもパリのアパルトマンはタンク式なので一度に使えるお湯に限界があり、全身浴などできないのです…。ここぞとばかりに1日に2回バスタイムを楽しんでおります。
ダブルシンクで時間がない朝も助かる☆
お部屋のターンダウン、掃除は一日に3回してくれるので、いつ部屋に戻っても綺麗に掃除され、片付けられています。
脱ぎ散らかしたヒートテックが一枚一枚丁寧に畳まれてベットの上に置かれていたのは恥ずかしかったけれど…。
壁には天使が飛んでいる♬
K「三食上げ膳据え膳、部屋はいつもクリーン、クリーニングサービスで洗濯不要、靴も部屋の外に置いておくと数時間で磨き上げてくれるし、本当にこれはバカンス!ハードなスキーがなければ…」
夫「何言ってたんだ!? スキーがあるからバカンスなんだよ!!」
室内はもちろん、ホテル内はどこもポカポカ常夏状態なので半袖、ノースリーブで余裕です。
ただ、乾燥がすごい(>_<)
なので部屋には加湿器を入れてもらってます。しかもターンダウンの度に水の補給を忘れない徹底したサービス。
滞在するチュルス村のホテルの多くは3食付きのプラン。となるとホテルの差別化、集客ポイントはまず食事の充実度。なので、どれだけ腕の良いシェフとキッチンスタッフを揃えられるかが重要。○○ホテルの食事は美味しくなった、不味くなった、そんな噂はあっという間に広まるようです。
う〜ん、今年のシェフの料理はやっぱり美味しい!
それにしても初日からガッツリ滑って脚がパンパン(>_<)
「疲れた…これからあと何日滑るんでしょ…」と思いながらディナーのチーズ・ビュッフェへ行くと、ある男性が私の背後から「マ、ダム〜」と話しかけてきました。
夫「さっき、あそこにいる男の人に話しかけられたでしょ。ドレスがステキとかってちょっとお世辞コメントが聞こえたけど、なんて返したの?」
K「あーー。なんか後ろでモニョモニョ言ってるな〜と思ったんだけど聞き返すのが面倒だったから、私はチャツネが好きです。白カビチーズにつけて食べます。チーズはシェーブルも好きです。それにはこのトリュフ蜂蜜がベストです。またねー。と言ってあの場を去ったんだけど。。」
夫(笑!!)「ひどいね、それ。ちゃんと社交しろよー。」
K「今日は疲れて無理。誰とも話したくない…。」
と言う訳でクタクタになるまで今年も夫とこの男・ヘリー(ガイド兼スキー教師)に振り回されてます。
そして明日はもう少し頑張って社交的になろう…なホテルライフです。
À demain(^^)/
☆気ままに綴るBelle et Bonne Blogも更新☆
今日は、「今月のジェルブレ」
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<Profile>
KEICO
新潟県の旅館に生まれるも女将にならず、上京、進学、就職、まさかの出逢いと結婚。
約10年間のOL生活の後、2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
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