
クヒオ大佐の妻☆
5月19日から公演がスタートした宮沢りえさん主演の舞台「クヒオ大佐の妻」を観に行ってきました。
場所は東京・池袋にある“東京芸術劇場”。
ここ数年で何度も訪れている劇場ですが、日が長くなかったこの時期は18時を過ぎても明るく、こうして建物全体を見える♬
で、観劇前の腹ごしらえ…となると、このところココばかり。
中国ラーメン・揚州商人。
できればガレットなどをサクっと食べたいよ…。
"Breizh Cafe"みたいなガレット&クレープをね!(パリに戻ったらマレ店に行こう)
夫「このへんにそんなものないだろ…時間もないし、サッサと食べるならコレが一番♬」
ラーメンを食べるとなるといつもご機嫌だ…。
こちらのお店はメニューが豊富なことと、驚いたのは一人で食べている女性のお客さんが多いこと。
未だに一人でラーメン屋さんに入ったことがない私にはその光景はなかなか新鮮★
その理由はヘルシーなメニューもあるからかも?
と言う訳で私も「冷やし黒酢麺」なるものを食べてみました。
お、旨っ(^u^)
夫は一見こってりな「上海焼きそば」。
でもこれも見た目よりも味は濃くなくて食べやすい感じ。
18時半近くになるとどんどんお客さんがやってきて賑わう店内。
汁汁餃子と夢心地小籠包なる人気メニューもいただき、ガレットのことなどすっかり忘れ満腹満足(●^o^●)
こうして劇場入り。
クヒオ大佐とは、1970年代から90年代にかけてアメリカ空軍のパイロットと称して女性たちを騙し続けた伝説の結婚詐欺師。
カメハメハ大王とエリザベス女王を親戚に持つ「ジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐」を名乗った、実在する「日本人」である。
宮沢りえさんが演じるのは、築45年のアパートの一室で洋裁の腕を頼りに生計を立てつつ、夫・クヒオ大佐を待ち続ける自称クヒオ大佐の妻。
そんな彼女のもとに荷物を届ける宅配便屋で本当は作家志望の男・岩井秀人さんはじめ、アパートにはクヒオ大佐に騙された女やクヒオに振り回された父子などが現れて…。
客観的に見たり、話を聞いていると「それって詐欺だよ」「騙されてるよ」とわかるのものだけれど、もし自分が本当に好きになった人だったり、信じないと自分のアイデンティティさえも見失ってしまいそうな状況になってしまったら、どんなに周りが否定しても、目を覚ませ!と迫ってもダメなのかもしれない…。怖いことだけれど。
常に疑って他人を信用できないのも悲しいけれど、騙されるのも切ない。
そして黒船来航以来、日本人女性にある外国人男性(舞台の中では、それはアメリカ人と強調されていた。アメリカ人だから好き? アメリカ人だから騙される? 英語っぽく喋るだけでモテる?!)への憧れのような部分や日本とアメリカの政治社会関係をついた作品でもありました。
À demain(^^)/
☆おまけのパリをBelle et Bonne Blogで更新☆
今日は、「ソルドで狙おう♬」
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-1521.html
<info>
クヒオ大佐の妻
http://www.kuhiowife.com/
<Profile>
KEICO
新潟県の旅館に生まれるも女将にならず、上京、進学、就職、まさかの出逢いと結婚。
約10年間のOL生活の後、2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
ARCHIVE
MONTHLY